ビューティ

Vol.32 「いつか欲しい」を「今欲しい」に押し上げるって難しい【SNSトレンドに、業界は「どうする」?】

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 「WWDJAPAN」のソーシャルエディターは毎日、TwitterやFacebook、Instagram、そしてTikTokをパトロールして、バズった投稿や炎上、注目のトレンドをキャッチしている。この連載では、ソーシャルエディターが気になるSNSトレンドを投げかけ、業界をパトロールする記者とディスカッション。業界を動かす“かもしれない”SNSトレンドの影響力や、投稿がバズったり炎上してしまったりに至った背景を探る。今、SNSでは何が起こっているのか?そして、どう向き合うべきなのか?日々のコミュニケーションのヒントにしたい。今回は、「アンプリチュード(AMPLITUDE)」と「イトリン(ITRIM)」のブランド事業中止に関するSNSでの反響からスタート。

「アンプリチュード」「イトリン」ブランド休止で「THREE」に課せられた課題とは

ソーシャルエディター浅野:先日、「アンプリチュード」と「イトリン」のブランド休止が発表され、ファンの間に激震が走りました。とくに「アンプリチュード」は一時Twitterのトレンド入りするなど、ファンの悲しみの声が溢れていました。SNS上の美容に詳しいユーザーからは人気のイメージがありましたが、改めてブランドビジネスとはシビアだと感じました。3色入りで税込7700円のアイシャドウなど、百貨店コスメの中では高価格帯ですし、店舗数の少なさも影響していそうですね。SNSの反応を見ていると、知名度や人気はあれど、“いつか買ってみたい高嶺の花”になってしまった印象です。
推し活界隈には「推しは推せるときに推せ」という言葉がありますが、今回はまさにそれです。いつなにが起きるわからないのだから、今全力で推すべきという戒めの言葉です。私はベースメイクなどを中心に愛用していましたが、終了の一報を聞いてアイシャドウを買おうとサイトを見に行ったら、売り切れていました……。

「THREE」「アンプリチュード」公式オンラインショップに不正アクセス 顧客情報最大約10万件が流出の可能性

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