
スニーカーにまつわる噂話のあれやこれやを本明社長に聞く連載。スニーカー業界ではこのごろ、「スニーカーブームは終わった!?」という会話が飛び交っている。本明社長もそんな雰囲気はヒシヒシと感じているよう。社長いわく、売れないときにこそ売れる“あのモデル”が今人気らしい。まぁ長い歴史を振り返れば、これまでも山あり谷あり、たとえ冬の時代を迎えても何度も息を吹き返してきたスニーカー業界。2022年はどんな年になる?(この記事はWWDジャパン2021年12月20・27日号からの抜粋です)
――2022年はどんなスニーカーが売れると思いますか?
本明秀文社長(以下、本明):最近はどんどんスニーカー業界の景気が悪くなっている。そういうときは決まって“白白(オールホワイト)”の“エア フォース1(AIR FORCE 1)”が売れるんだ。ワントーンで1足持っておけば何にでも合わせられるからね。アロケーション(配分)だから「アトモス(ATMOS)」には一度に200〜400足、少しずつ入荷するんだけど、11月頃から入荷するたびに、1日で全部売り切れるようになった。25年以上スニーカーの商売をしてきて、このパターンは今回で4回目。これまでも白白の“エア フォース1”ブームが来たときは、スニーカーが売れなかったときだね。
――これまで売れなかったときはいつですか?
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