ファッション
連載 マリエが本音で語る「私の33年目のサステナブル」

遊ぶことで芽生える環境への想いとスタイルの選び方 「私の33年目のサステナブル」Vol.43

 私事ではありますが、毎年スキーや登山を楽しむようになってもう数年が経ちました。夏にも山や海といった自然に囲まれている場所に行くようになって、環境への意識と行動はさらに変わっていきました。

 若い時は、休みができても都会を好み、自然との遊び方を知らない子でした。健康を見つめ直すことで目覚めた環境への配慮をきっかけに「ファッションでも何かできないか?」と毎日模索している自分ですが、こうしてアウトドアファッションも気になるようになりました。お洒落へのこだわりが、アウトドアスタイルにも広がったのです。

 最初は山や雪、海遊びをしているのに合成繊維の洋服を着ていることに違和感を覚え、「なんとかできないものか?」と考えました。もちろん裸では雪の上を滑れないし、危険な事故や自然の力との衝突から身を守る必要性から全ては天然繊維で賄えません。

 それでも私みたいに自然の中での遊びを危険なく楽しみ、オシャレもしたい、そして地球も守りたいと思ったら、今どんな選択があるのでしょう?そう思い、多くのアウトドアブランドを調べてと、今はみなさんもご存知の通り、どのブランドもタウンユースもできるくらいデザイン性に溢れたアイテムを提案しつつ、サステナブルな取り組みも進めています。それなら自分のマインドと合致するブランドを選ぼうと決意しました。それが今、買い手にできる環境への配慮だと思ったのです。

 それはまるで顔の見える生産者や無農薬野菜を選ぶ時と一緒です。結局のところ全ては”モノを創る”という作業であり、そこにジャンルやカテゴリーは関係ありません。「誰が信頼できるのか?」「誰と仕事がしたいのか?」そういった選択の積み重ねが、新しいリベラルな社会を作り出すきっかけになると信じています。

 今年も雪遊びの季節を堪能している私が選んだのは、「マムート(MAMMUT)」です。モノ作りと命を守ることを両立しながらも環境への配慮を諦めないポリシーに驚き、ファンになりました。一番衝撃だったのは、どんなに売れていても、サステナブルな生産方法が見つからなければ作らないというのです。だからこそ日々研究を重ねているそうで、「そんな研究をサポートしたい」と強く思ったのが「マムート」を選んでいる理由です。もちろんゲレンデでもスマートでかっこいいんです。アイコンカラーのオレンジはスタイリッシュでありながら、真っ白な雪の中では目印になります。さまざまな環境保全活動他にも、ぜひ一度目を通していただきたいと思っています。ブランドの活動も購入のきっかけに加えてみると、より環境に配慮した自然との遊び方が楽しめるのではないでしょうか?

 結局守らなければ、それを着て行く場所も失ってしまうのです。遊びから学ぶ”モノの選びかた”、一生遊んでいたいから守らなければ遊べなくなってしまう自然などに初滑りの中で思いを馳せた2022年の始まりでした。

 どうぞ今年も皆様の更なる持続可能な社会への取り組みのシェアと幸福を祈りながら、このコラムを読んでいただく時間も一層豊かなものになることを目指して進ませていただきます。いつもご愛読いただきましてありがとうございます。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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