ビューティ
連載 ファッション業界人も知るべき今週のビューティ展望 第45回

「画期的な技術」をどう消費者に伝えるか?

有料会員限定記事

 ビューティ・インサイトは、「WWDJAPAN」のニュースを起点に識者が業界の展望を語る。今週は、美容機器のサブスクリプションと美容業界で注目の“第2の皮膚”の話。(この記事は「WWDJAPAN」2021年10月11日号からの抜粋です)

【賢者が選んだ注目ニュース】
パナソニックの美容機器サブスク 効果の「見える化」
資生堂の“セカンドスキン”技術が商品化 メイクの上から目袋を補正

 美容機器・ツール市場の盛り上がりは今期も継続中だ。定価18万円という「エレクトロン エブリワン」の“デンキバリブラシ”のような高価格帯のものから、手軽に取り入れられる数千円台のこなれたプライスのものまで幅が広がったことで、ユーザー層もさらに広がってきている。そのため「何を選んだらいいか分からない」「買ったけれど使いこなせない」という声も多く聞かれるようになった。各メーカーは新機種を投入するだけでなく、機能性や効果を感じてもらうための「伝え方」が合わせて問われている。

効果の「見える化」で
ユーザーと伴走する「パナソニック」

 「パナソニック」がECサイト「パナソニックストアプラス」を通じて始めた美容機器の定額利用サービスは、“スチーマー ナノケア”の最新機種と、併用を勧めている“温感かっさ”を月額3300円で使用できるというサブスクリプション型。通常であれば家電量販店で6万5000円前後の製品であるため、自宅で納得するまで試してみたいという声に応えたサービスになっている。

 「パナソニック」は美容家電ユーザーとのリアルな接点として、東京に「Panasonic Beauty Salon GINZA」、大阪の商業施設グランフロント内のショールームで製品を試す場を設けている。ドライヤーやスチーマーなどの機器をセルフで試すことができるほか、使い方レッスンやセルフエステを提供するなど、コロナ禍以前まではさまざまな取り組みを行っていた。

この続きを読むには…
残り1219⽂字, 画像0枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

恒例の25年春夏トレンドブック 125ブランド・470枚の写真を収録した「常に手元に置いておきたい一冊」

11月11日発売の「WWDJAPAN」は、2025年春夏のパリ、ミラノ、ニューヨーク、そしてロンドン・コレクションの全てを詰め込んだトレンドブックです。今回掲載したのは、125ブランド・470枚の写真!キーワード(ムード)やアイテム、素材、色柄、ディテール、そしてバッグ&シューズのトレンドを分析し、余すことなくお伝えします。企画担当者はもちろん、最新トレンドをいち早くキャッチしたいマーケティング担…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。