ビューティ

美容機器の売れ筋キーワードは“艶”と“お風呂時間” 「WWDJAPAN 2021上半期ベストコスメ」を読み解く

 先日発表した「WWDJAPAN 2021上半期ベストコスメ」の「美容機器・ツール」部門の結果と、家電量販店や家電販売サイトの売れ筋(おすすめ)ランキングから、今期の美容機器トレンドを探った。

 トレンド製品のキーワードは「艶」。コロナ禍により家にいる時間が増えたことで、ヘアケアに時間をかける人が増えた。中でもケアにより、“艶やかで健康的な髪”に見せることにこだわる女性が多いようだ。

 「WWDJAPAN」の記者が美容師にインタビューした際も、「思うように外出できない日々が続く中で、艶がなくパサついた髪の自分を鏡で見て、余計に気が滅入ったり、『このままじゃダメだ……』と思ったりする女性が増えている。さらにリモート会議で複数の顔が画面上に並ぶと、『あれ、私の髪だけ艶がない』などと気付いて気にする人も増えた。そうした事情から、髪に艶を出すアイテムが売れている」という話をしてくれた。

 「WWDJAPAN 2021上半期ベストコスメ」の結果からも、その流れが読みとれる。百貨店・セミセルフショップ編の「美容機器・ツール」部門の総合では、「リファ(REFA)」の“リファビューテック ストレートアイロン”(税込1万9800円)が1位で、“リファビューテック ドライヤー”が2位。ともに熱による髪の傷みを軽減し、自然な艶感を演出するツールだ。

 さらにバラエティー・ドラッグストアでの結果を合わせると、計3つものヘア(頭皮)ケアブラシが3位以内にランクインしている。これもおうち時間が増えたことによる、時間をかけた髪のお手入れのニーズ、艶髪を求める流れとリンクしていると思われる。

 楽天市場のドライヤー・ヘアアイロンランキング(2021年6月14日~20日)でも、1位は髪に優しいコーティングプレートを採用し、“さらつやストレート”をかなえる「サロニア(SALONIA)」の“ストレートアイロン”(税込3278円)。2位には内巻きやボリューム出し、艶出しを簡単にかなえる「アゲツヤ(AGETUYA)」の“アゲツヤポータブルミニブラシアイロン”(3982円)がランクイン。

 ヨドバシ・ドット・コムのドライヤーランキング(6月26日更新)でも、髪に艶感を出す“温冷リズムモード”を搭載した「パナソニック ビューティ(PANASONIC BEAUTY)」の“ヘアードライヤー ナノケア EH-NA0E”(オープン価格)が1、2位を独占(2位は色違い)。家電販売サイトや家電量販店でも、売れ筋の美容機器には“艶”という共通項が見えた。

“お風呂時間を“美容ケアの時間”に

 トレンド製品のもう1つのキーワードは、“おうち時間”の中でも最注目の「お風呂時間」だ。これまでの、シャンプーや入浴剤など“香り”にこだわるお風呂時間の使い方から一歩進み、お風呂時間を“美容ケアの時間”ととらえるトレンドが見てとれる。

 「WWDJAPAN 2021上半期ベストコスメ」のバラエティー・ドラッグストア編で1位の「タングルティーザー(TANGLE TEEZER)」“ザ・ウェットディタングラー アイリススパークル”(税込2200円)は、バスルームで濡れ髪の状態で使用できる濡れ髪専用ヘアケアブラシだ。

 家電量販店コジマの担当者も、「おうちでお風呂を楽しむ方が増え、ヘッドスパの人気が高まっている」とコメント。防水仕様でお風呂でも使えるリフトケアツール、「ミーゼ」の“スカルプリフト”(税込3万3000円)と“ヘッドスパリフト”(1万3750円)、「パナソニック ビューティ」のお風呂で使えるVIO専用シェーバー“VIOフェリエ ES-WV60”(オープン価格)を今期の“おすすめアイテム”としてピックアップした。

 「ミーゼ」の“スカルプリフト”は、ビックカメラ.comの美容ケア・エステ人気売れ筋ランキング(21年6月21~27日)で1位を獲得。楽天市場の美容・健康家電ランキング(デイリー)でも、頻繁に1位にランクインしている。「お風呂時間」に使える美容機器市場をけん引している。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

業界に贈るZ世代の声 ファッション系サークル所属の 大学生がサステナブルを語る

「WWDJAPAN」9月20日号は、ファッション系のサークルに所属する大学生とタッグを組んで、Z世代のファッションやサステナビリティに関する意識に迫りました。青山学院大学、慶應義塾大学、上智大学、早稲田大学から生まれた団体の活動内容や業界への思い、お気に入りのアイテムなどを紹介します。ファッションが好きだからこそ洋服の大量廃棄問題や環境への負荷について、学生目線で「できることはないか」と考える学生…

詳細/購入はこちら