ファッション

女性のお守りになる上質なパンツを 新ブランド「アムルトワ」デビュー

 オンワード樫山や「コスチューム ナショナル(COSTUME NATIONAL)」で企画・デザインを経験した三宅佑果は、9月に新ブランド「アムルトワ(AMULETOI)」を立ち上げた。三宅がデザインを含むクリエイション全般を担当し、共同で立ち上げたルガル(LUGALE)の竹下千尋がパターンを、高荷孝子が生産を担う3人体制で運営する。デビューコレクションはパンツ5型、ブラウス3型、ジャケット1型というパンツ中心のラインアップ。パンツの価格帯は3万2000〜4万7000円となる。オリジナルの生地も使用しており、表面の上品な質感と柔らかい肌ざわりが特徴だ。シルエットはワイドとストレート、スリムなどで、2サイズと3サイズの2パターン。10月に開設する公式サイトで販売し、将来的には卸も視野に入れているという。

 ブランド名の「アムルトワ」は、フランス語でお守りを意味する“アムレット”と日本語の“永遠(とわ)”を掛け合わせた造語。三宅デザイナーは「自分のブランドをいつか立ち上げたい思いはあったけれど、このアパレル不況の時代にブランドを立ち上げるなら、大事に長く着てもらえる物しか作りたくなかった。女性が身に着けると、安心感や自信が持てるお守りのような服という思いをブランド名に込めた」と話す。パンツはトレンドに左右されずに長く着られ、竹下もパターンを得意としていたことからパンツ中心のラインアップになったという。今後は半年ペースでの展示会を予定しているものの、「春夏や秋冬といったシーズンの区切りではなく、定番品を積み上げたり、入れ替えたりしていく。色や柄も取り入れていきたい」と三宅デザイナー。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。