ファッション

パンドラCEOが引責辞任 400人のリストラも

 デンマーク発のジュエリー企業パンドラ(PANDORA)のアンダース・コーディング・フリス(Anders Colding Friis)最高経営責任者(CEO)が8月末に引責辞任する。後任は未定。同社は9月に元ザ・ボディショップ(THE BODY SHOP)CEOのジェレミー・スチュワーツ(Jeremy Schwartz)を最高執行責任者に迎える予定で、アンダース・ボイヤー(Anders Boyer)最高財務責任者とともに、新CEOが決まるまで共同で経営する。

 辞任は人員整理の一環で、今年新たな工場を設立したタイの従業員200人を含む約400人を解雇する。

 原因はブランドの代表であるチャーム製品の売り上げ低迷だ。2018年4~6月期の売り上げは前年同期比7%減で全体の53%だった。一方、ブレスレットは同11%増で19%を占める。イヤリング、リング、ネックレスは過去5年間毎年28%増で成長してきており、全体の27%だった。

 パンドラはチャーム以外のアイテムに注力し始めているが、市場の変化に対応しきれていない。コーディング・フリスCEOは「消費者はシンプルなデザインを好むようになっており、われわれの予測よりも需要が低かった」と語った。

 中国ではECが好調で、価格を15%ほど下げるなどの策が当たり、現地通貨ベースで同29%増だった。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。