「カルティエ(CARTIER)」は10月13日、京都でハイジュエリー・コレクション“ル クール デ ピエール”の第2章を発表した。南仏のサントロペでは、100点を超える新作を第1章として発表。これに次ぐ第2章は約50点ながら、悠久の歴史と自然が調和する京都で、大自然がはるかな時をかけて育んだ石を、世代を超えて受け継がれるクラフツマンシップでコレクションに仕上げ、世界各国からVIP顧客やプレスを出迎えた。一夜限りのイベントと、3週間にも及んだ商談の場をリードしたのは、今年初めから現職を務めるローラン・フェニウ(Laurent Feniou)=カルティエ ジャパン プレジデント&最高経営責任者(CEO)。世界最高峰のコレクションを初お披露目する舞台となった日本でのビジネスについて聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2026年11月2日号からの抜粋です)
PROFILE: ローラン・フェニウ=カルティエ ジャパン プレジデント&CEO

WWD:現職に就任し、日本市場をリードするようになって間もなく1年が経過する。日本での「カルティエ」の存在感やビジネスについて、どう捉えている?
ローラン・フェニウ=カルティエ ジャパン プレジデント&最高経営責任者(以下、フェニウCEO):日本市場を引き継ぐことができた私は、本当にラッキーだと思っている。「カルティエ」と日本の歴史は長く、世代を超え、(店舗を構える)札幌から福岡まで、男性にも女性にも愛されている。日本で支持されているアイコンは、“ラブ”や“トリニティ”“サントス”“パンテール”など、これまた多岐にわたっている。“クラッシュ”などの宝飾では比較的若いラインも日本では成功しており、長い時間をかけて知識を蓄積してくれたこの国では、「カルティエ」はユニバーサルな魅力を備えていることに日々感謝している。
加えて注目すべきは、「カルティエ」は日本で今なお成長していること。特にコロナ以降は、全てがとてもポジティブだ。ジュエリーとウオッチの2本柱は共に成長しており、主に時計の成長で男女の双方にアピールできている。最近は日本人に加え、年間1400万人のインバウンド外国人のビジネスもポジティブだ。日本には底堅さと力強さの双方があり、街は安全で、まるで天国。新しいラグジュアリーホテルも続々と開業しており、コロナ禍以降のリバウンドは本物だ。中国や韓国、中東、そしてアメリカからの観光客が日本で「カルティエ」で買い物をして帰国する流れは、しばらく続くだろう。長らく日本はキーマーケットだったが、新しい黄金期が始まっている印象だ。だからこそ、今はアクティブでありたい。今回のイベントはもちろんだが、その前には名古屋・栄(新ランドマークのハエラでのブティックオープン)、この後には大阪・心斎橋(11月6日にクオーツ心斎橋にブティックを移転オープン)とイベントラッシュだ。
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