PROFILE: 田中衛/NORA 取締役COO兼サロン総代表

ここでは、業界をけん引するヘアサロン6社の、価格改定の取り組みを紹介する。実例を見ていくと、一律の価格改定と、スタイリストごとの改定を組み合わせているサロンが複数あった。スタイリストごとの改定は、ある程度本人の判断にゆだねられているようだ。(この記事は「WWDJAPAN」2026年10月26日号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋です)
NORA
ノラ
ファン化とは、顧客が3年以上
通い続けている状態のこと
データを緻密に分析し、値上げするときはシンプルかつストレートに上げる。それが「ノラ(NORA)」田中衛サロン総代表の価格戦略だ。同サロンでは、昨年の12月にカラーとトリートメント、ストレートパーマについてサロン全体の値上げを実施。カットとパーマは据え置いているが、段階的に改定を考えているという。改定の一番大きな理由は人件費の高騰。人件費からの逆算で価格を合わせていかないと、経営として成り立たないと判断した。「上げ幅は、店舗ごとに周辺の価格帯も参考にしながら決めている。表参道・青山・銀座は同程度の設定で、渋谷や吉祥寺は若干低め。もともとベースの設定が地域によって異なっているし、客層も違う。渋谷だと10代後半から20代が中心だが、表参道エリアは10代後半から60代まで幅広い方が来店する。値上げの幅としては、各メニューおおむね500円〜1000円程度だ」。
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