
ユーグレナの2026年1〜6月期連結決算は、売上高が前年同期比8.0%増の265億円、営業利益が同14.3%増の18億円、経常利益が同45.8%増の17億円だった。純損益は7300万円の黒字(前年同期は5億円の赤字)となり、中間期としては17年9月期以来、9連結会計年度ぶりに黒字転換した。
業績をけん引したのは、直販と化粧品OEMを軸とするヘルスケア事業だ。売上高は同7.3%増の243億円、セグメント利益は同10.1%増の30億円だった。ECモールでの販路拡大や主力商品の刷新、価格改定に加え、継続率の改善やクロスセルによる顧客生涯価値(LTV)の向上が奏功した。
「からだにユーグレナ」の子育て向け商品や、キューサイグループの「ひざサポートコラーゲン」、エポラの「ナイシーワ」のリンクルクリームが伸長。「エポ」の毛髪美容液なども好調だった。
バイオ燃料事業は開発研究進む
バイオ燃料事業の売上高は同67.0%増の7億6400万円、セグメント損失は1億6000万円(前年同期は1億1400万円の損失)だった。助成金収入を計上した一方、製品・原料取引に伴う貸倒引当金が損失を押し上げた。
マレーシアでは、Petroliam Nasional Berhad、Enilive S.p.A.と共同で、年間約65万トンの原料処理能力と最大日産1万2500バレルの製造能力を持つバイオ燃料プラントを建設している。ユーグレナの出資比率は15%で、28年下期までの稼働開始を予定する。

国内では次世代バイオディーゼル燃料(HVO)の需要開拓を進める。26年4月には東急バスの既存路線バス65台で「サステオ51」の使用を開始。6月には「GREEN×EXPO 2027」の建設工事で使う建設機械への供給を始めた。廃食油などの調達先開拓に加え、ユーグレナ由来の藻油の量産技術や、マレーシアのパーム農業残渣を低炭素糖源として活用する研究も進めている。

アグリ領域では、微細藻類配合肥料の販売好調で大協肥糧の収益が拡大した。市況の好転を受け、ユーグレナ竹富エビ養殖も伸長。「いきものたちにユーグレナ」では家庭園芸向け製品などに展開を広げ、ユーグレナ配合飼料で育てた竹富島産クルマエビの販売も始めた。一方、バイオインフォマティクス領域は広告宣伝投資の縮小で収益が減少した。売上高は同0.3%減の14億2800万円、セグメント損失は2億200万円(前年同期は2億1800万円の損失)だった。
上期の好調を受け、26年12月期通期の売上高予想を従来の520億円から530億円に上方修正した。営業利益は前期比2.5%増の32億円、経常利益は同18.4%増の28億円で据え置いた。