イタリアのメンズウエアブランド「カナーリ(CANALI)」は、2027年春夏ミラノ・メンズ・ファッション・ウイーク中の6月21日、アレッシオ・リロッチ(Alessio Lillocci)新クリエイティブ・ディレクターによるデビューコレクションをプレゼンテーション方式で発表した。
「ブルネロ クチネリ」や「プラダ」で活躍
リロッチ新クリエイティブ・ディレクターは、1977年イタリア・ウンブリア州生まれ。母が営む仕立て工房でデザインへの興味を育んだという。小売店でキャリアをスタートし、2002年に「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」に入社。メンズウエアのデザインに携わり、07年にメンズスタイル・オフィスの責任者に就任。アパレル、フットウエア、アクセサリーコレクションを統括した。24年に「プラダ(PRADA)」に移り、メンズウエアのコレクション・ディレクターを務めた。同氏はしばらく前に「カナーリ」に加わり、26-27年秋冬コレクションの制作にも携わっていたが、今回クリエイティブ・ディレクターとして初コレクションを披露した。
「カナーリ」のCEOは創業家の3代目
「カナーリ」は、1934年創業。現在も一族経営を続けており、同社を率いるステファノ・カナーリ(Stefano Canali)社長兼最高経営責任者(CEO)は3代目にあたる。イタリア国内に5つの製造拠点を持ち、190の直営店を運営。また、世界の100カ国以上で1000以上の小売店と取引している。なお、2014年から16年までアンドレア・ポンピリオ(Andrea Pompilio)がクリエイティブ・コンサルタントを務めていたものの、同ブランドのクリエイティブは長年にわたってインハウスのデザインチームが担っており、クリエイティブ・ディレクターを任命したのは今回が初めて。
CEOとリロッチ新クリエイティブ・ディレクターのコメント
カナーリ社長兼CEOは、「アレッシオを迎えたことを大変うれしく思う。彼の経験と感性、そしてメンズウエアに関する深い造詣は、ブランドの未来にとって重要な資産となるだろう。デザインおよびプロダクトチームと密に連携し、ブランドのアイデンティティーを尊重しながら、刷新したビジョンを形にしてくれるものと確信している」と語った。
リロッチ新クリエイティブ・ディレクターは、「『カナーリ』に加わることができてとても光栄だ。イタリアン・メンズウエアの卓越性やテーラリング技術の粋を極めたブランドであり、文化、品質、細部へのこだわりが日常の軸として息づいている。ブランドのDNAを尊重しつつ、さらなる進化を遂げるための、本物かつ一貫性のあるクリエイティブな旅をスタートした」と述べた。