
ニューヨークのメトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)コスチューム・インスティテュートは、2026年春に開催するメットガラのドレスコードを発表した。ドレスコードは、“ファッション・イズ・アート”で、来場ゲストは特別展のテーマ“コスチューム アート(Costume Art)”の枠組みの中に着想を得る。
「メットガラ」は、本美術館の服飾部門であるコスチューム・インスティチュートが毎年開催する、ファッションにまつわる展覧会のオープニングに際して実施されるイベントだ。5月4日に行われ、来場ゲストは展覧会をいち早く鑑賞できる。特別展の一般公開は、2026年5月10日〜2027年1月10日まで行われる。
今回のドレスコードの“ファッション・イズ・アート(Fashion Is Art)”は、メットガラの来場ゲストに対し、衣服を身体化された芸術形式として捉え、メトロポリタン美術館の展示室にすでに存在する、衣服をまとった人物像の数々から着想を得るよう呼びかける。美術館は、このドレスコードを展覧会のテーマに沿って参加者がファッションや芸術的実践の場としての“衣類をまとった身体”との独自の関係を表現する機会に位置づける。
今回の展覧会では、「裸体」、「クラシカルな身体」、「解剖的身体」、「死すべき身体」、「再生された身体」、「妊娠中の身体」などのグループに分類され展示が行われる予定だ。さらに、約200点の衣服やアクセサリー、200点の絵画、彫刻、装飾美術を含む、計400点近くの作品が登場する。また“コスチューム・アート”は、メトロポリタン美術館の新しい「コンデ・M・ナスト・ギャラリー」で初めて開催される展覧会となる。この改修は、コンデ・M・ナスト(Cond’e M. Nast)を称える主要な寄付金によって支えられており、トム・ブラウン(Thom Browne)、マイケル・コース(Michael Kors)、ランス・ル・ペール(Lance Le Pere)、エアリン・ローダー・ジンターホーファー(Aerin Lauder Zinterhofer)、トリー・バーチLLC(Tory Burch LLC)からも追加の支援を受けている。
同イベントの共同議長には、ビヨンセ・ノウルズ=カーター(Beyoncé Knowles Carter)、ニコール・キッドマン(Nicole Kidman)、ヴィーナス・ウィリアムズ(Venus Williams)、そしてアナ・ウィンター(Anna Wintour)が就任する。カーター氏がメットガラのレッドカーペットに登場したのは2016年が最後で10年ぶりに登場する。
また、同イベントのホスト委員会を、アンソニー・ヴァッカレロ(Anthony Vaccarello)とゾーイ・クラヴィッツ(Zoe Kravitz)が、共同で率いる。同委員会には、サブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)、ドージャ・キャット(Doja Cat)、グウェンドリン・クリスティー(Gwendoline Christie)、アレックス・コンサニ(Alex Consani)、ミスティ・コープランド(Misty Copeland)、エリザベス・デビッキ(Elizabeth Debicki)、レナ・ダナム(Lena Dunham)、パロマ・エルセッサー(Paloma Elsesser)、BLACKPINKのリサ(LISA)、クロエ・マル(Chloe Malle)、サム・スミス(Sam Smith)、テイアナ・テイラー(Teyana Taylor)、ローレン・ワッサー(Lauren Wasser)、アンナ・ウェイアント(Anna Weyant)、 アジャ・ウィルソン(A’ja Wilson)、イゾルト(Yseult)、アドゥット・アケチ(Adut Akech)、アンジェラ・バセット(Angela Bassett)、シネイド・バーク(Sine’ad Burke)、レベッカ・ホール(Rebecca Hall)、エイミー・マリンズ(Aimee Mullins)、チャバララ・セルフ(Tschabalala Self)、エイミー・シェラルド(Amy Sherald)、チェイス・スイ・ワンダーズ(Chase Sui Wonders)らが名を連ねる。
ガラおよび“コスチューム・アート”展の主要スポンサーであるジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)とローレン・サンチェス・ベゾス(Lauren S’anchez Bezos)が名誉会長を務める。
このイベントの収益は、今後もコスチューム・インスティテュートに対し、展覧会、出版、収蔵品の購入、運営のための主要な年間資金源として提供されるほか、その他の博物館活動の支援にも充てられる。