ファッション

Synflux代表・川崎和也が新著「惑星のためのファッション」を刊行 持続可能な社会を実現するための次世代ファッション論

日本のファッションテック企業シンフラックス(Synflux)の川崎和也CEOによる初の単著「惑星のためのファッション 持続可能な社会を実現する、衣服と技術のデザイン戦略」(ビー・エヌ・エヌ)が2月19日に出版される。価格は2860円。

本書は、同社が掲げるミッション「FASHION FOR THE PLANET(惑星のためのファッション)」を冠し、過剰生産や大量廃棄といった構造的課題を抱えるファッション産業に対し、デザインとテクノロジーを軸に持続可能な社会を実装するための戦略と思想を体系化した一冊だ。

本書内では、19世紀以降の工業化によって成立した既製服システムの歪みを「既製服の三体問題(過剰生産・過剰消費・中央集権)」として定式化し、従来のサステナブル施策がなぜ十分に機能しなかったのかを構造的に分析。さらに技術哲学者のベンジャミン・ブラットン(Benjamin Bratton)が提唱する“惑星規模のコンピュテーション”などの先端的知見も参照しながら、ファッションを「惑星の人工化」と「人工の惑星化」が交差する結節点として再定義し、新しいビジョンとして「プラネタリーデザイン」を提示する。

後半では、同社の独自技術「アルゴリズミック・クチュール(Algorithmic Couture)」や、ゴールドウインとの協業プロジェクト「SYN-GRID」などの実践例を紹介。理論と実装を結びつける「4つのデザイン戦略(ツインサプライチェーン/ファッションリモデル/マルチステークホルダー/マルチスピーシーズ)」をマトリクス形式で提示し、ビジネスの現場に応用可能な方法論を示す。

著者の川崎は、「ファッション史を社会問題や持続可能性の観点から再検討すること」「デザインおよび技術哲学の視点を導入すること」「産業をより豊かにするための実装戦略を示すこと」の3点を本書の柱に挙げる。

◾️「惑星のためのファッション 持続可能な社会を実現する、衣服と技術のデザイン戦略」
著者:川崎和也
発売日:2月19日
価格:2860円
発行:ビー・エヌ・エヌ
仕様:四六判/384ページ

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