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東洋&西洋占術から見る2026年上半期の「開運コスメ」【スピリチュアル消費】

社会構造も人々の意識も多様化する中で、2026年はどんな1年となり、何が注目されるのだろうか。フォーチュン メンターのカノン・ベル氏に「東洋占術」と「西洋占星術」の観点から、26年上半期の世の中の流れを聞いた。あわせて、新作コスメから運気を後押しするアイテムを提案する。

東洋占術では「火」と「水」が両立する年
独立開業の一方で、チームワークも重要に

10年以上の鑑定歴を持ち、東洋と西洋の占術に精通するカノン・ベル氏に、まずは東洋占術の観点から26年の上半期を紐解いてもらった。

「『四柱推命』において26年2月4日以降は、『丙午(ひのえうま)』の年にあたります。丙が象徴するのは『火』で季節は夏。まるで太陽のように、自身が中心となって活動すること、さらに疾走する馬のように、スピーディな行動がよしとされます」。

丙午は「比肩劫財(ひけんごうざい)」の年でもある。「比肩」は、隣の人と肩を並べ、我先に抜きん出ようとすること。「劫財」は、したたかに周囲を動かしながら主張を通していく状態を指す。

「競争心に火がつきやすく、独立や起業を志す人も一定数いるでしょう。対人面が活性化するため、経済活動にはプラスの面もありますが、その分出費がかさむ傾向も。総じて丙午は火の勢が強い1年ですが、非常に興味深いのは、もう1つの東洋占術『九星気学』において、26年は『一白水星』の年にあたることです」。

「一白水星」が象徴するのは、文字通り「水」で季節は冬。水のように形や感情にこだわらず、状況に合わせることが開運の鍵となる。

「九星気学では25年は土の年。ここで培った人脈や信頼関係が、水の年である26年に動き出すイメージです。立ち止まらず、流れに乗って、柔軟に行動するとよいでしょう。火と水という正反対の要素が両立した年であり、リーダーシップを発揮して自分を押し出す人と、周囲と協調しながら奉仕的に過ごす人に、二極化されるかもしれません」。

西洋占星術において26年上半期は
蟹座の「共感性」が熟成されていく

次に、西洋占星術の観点から、26年上半期の世相を聞いた。世の中のムードを司る、拡大の星・木星は、25年6月10日より「蟹座」に滞在している。

「蟹座が象徴する、家族や身近な友人・コミュニティが注目される期間が約半年続いた上で、26年上半期は、『守る』『共感する』という意識が、より熟成されていくように感じます。例えば、身近な人へのサポートから気づきを得て、社会に貢献する活動に参加するという風に、共感の意識が広範囲に広がるのではないでしょうか」。

ちなみに、西洋占星術における1年のスタートは「春分」とされている。26年春分のホロスコープを見ると、「家庭」や「基盤となる場所」「国家」などを象徴する位置に、天体が集中しているという。

「国内政治において、よりよい方向を模索する第一歩という感じもします。若い世代が社会に関心を持ち、SNSで発信していくかもしれません。一方で生活全般や、家族支援を求める声が強くなったり、国際社会においては『自国主義』が強調されそうです。西洋占星術的にも、皆で助け合うマインドを持つ人と、自分がよければいいという人に、二極化されるかもしれません」

上半期の開運コスメ、キーワードは
「朱赤」「パール」「UVケア」

そんな26年上半期に、幸運を引き寄せるコスメとはどんなものだろうか。「丙午は太陽のエネルギーが最も高まる年ですから、強い日差しから肌を守るケアが必須です。紫外線で乾燥しやすくなるため、一白水星が象徴する『水』の力を取り入れた、保湿力豊かなUVケアが注目されるでしょう。さらに丙午は朱赤を象徴するため、唇に赤のリップをまとうと、自信を持って意見を述べる後押しをしてくれそうです」。

その一方で語調が強くなりすぎないように、ここでも一白水星の水の力「保湿力」豊かなリップを選びたい。

「目元には、蟹座が象徴するパールの質感や、一白水星が象徴するクールな色調を取り入れると、穏やかなまなざしや冷静な視点を持つ助けになるでしょう。丙午の年は勢いがつきやすいため、相手への共感や冷静さを失わないことが大切です」。

カノン・ベル氏のアドバイスを元に、新年登場する新作コスメの中からセレクトした開運コスメを紹介する。

隙のない紫外線防御と潤いを両立したUVケア

26年2月16日に「コスメデコルテ(DECORTE)」から誕生する“UV コンフォート ウォータリースムース”は、国内最高基準の紫外線防御効果と、みずみずしい感触を両立したUVケア。低融点の成分により体温で溶け消えるようなフィット感を実現し、シロキクラゲ多糖体などの美容成分が、1日中肌をしっとり保つ。太陽の力が強い丙午の年に、頼もしい味方となってくれるはず。

厚みのある膜で、ハリ感と鮮やかな発色を叶えるリップ

カネボウ化粧品のグローバルプレステージブランド「センサイ(SENSAI)」から26年3月4日に登場予定の“モイスチャーインテンスリップスティック”は、厚みのある塗膜に、高発色のカラーと潤いを閉じ込めたリップ。唇の動きに追従するネットワーク構造により、ハリに満ちた、つややかな質感が持続する。全12色の中で、MI04は丙午に最適な情熱的な赤。意志ある表情へと導いてくれるだろう。

唇をほんのり赤に染める、トリートメントバーム

26年1月23日に「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」から登場する“エクストラ リップ ティンテッド バーム”は、スキンケア成分84%で構成されたトリートメントバーム。オリーブ油やホホバ種子油などのエモリエント成分を豊富に配合し、唇のpHに反応してほんのり色づくのが特長だ。全15色の中で、203は丙午を象徴する鮮やかなレッド。実際に塗ると透明感に優れ、フレッシュな質感の唇へと導く。

月光のように繊細な輝きで、クールなまなざしに

「RMK」から26年1月9日に登場する“リッド インプレッション リクイド アイシャドウ”は、濡れたようなつやめきと自然な陰影を叶える、リクイドタイプのアイシャドウ。全6色の中で04は月光を思わせるアクアシルバー。蟹座を象徴する「パール」と、蟹座の守護天体である「月」に関係する、上半期のラッキーカラーといえる。クールなまなざしで、物事を冷静に見つめる後押しをしてくれそうだ。

カノン・ベル氏曰く、西洋占星術では26年6月30日に木星が蟹座から「獅子座」に移動するという。丙午の運気と合わせて、26年下半期はさらに「火の勢い」が強くなりそうだ。その前段階の26年上半期は、自身の考えを主張しながら、周囲に味方を増やすことが大切。開運コスメを取り入れて、飛躍の土台を作りたい。

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