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しまむらのタイ進出をGDXが支援 日本と異なるキャラクター全開の店

しまむらは、タイのバンコクに新業態「SHIMA Park(しまパーク)」のポップアップストアを開き、12月2日にはオープニングイベントを開催した。出店にあたっては日本ブランドの海外事業の運営を手掛けるGDX(東京、洞田潤社長)の支援を受けた。

商業施設「サイアムパラゴン」の5階に出店した。店舗面積は522平方メートル。「しまむら」「アベイル」「バースデイ」といった主要業態のアパレルや雑貨を扱うが、「しまパーク」は日本のしまむらとは全く異なる空間だ。マスコットキャラクターの“しまうさ”とその家族のIP(知的財産)を前面に出し、カラフルでポップな内装にした。店内には撮影スポットも設けた。日本では販売されていない“しまうさ”とその家族のぬいぐるみ、バッグ、Tシャツなどが充実している。

オープニングイベントには、フォロワー1170万人のタイの有名女優のほか、100人を超えるKOLを招いた。これもタイに合わせたマーケティング施策だ。

オープニングイベントで挨拶したしまむらの齋藤剛樹氏は「『しまパーク』は当社が世界に向けて発信する新しいブランド。日本の繊細なかわいらしさと、日々のワクワクを届けるミッションを掲げている。タイ市場を東南アジアにおける重要な一歩と位置付けている」と話した。

しまむらにとってタイは、台湾に続く2カ国目の進出国になる。かつては中国本土にも出店したが、20年に撤退している。今回のポップアップの開店に合わせてタイでのオンラインショップを開設した。インスタグラムなどSNSの公式アカウントも設けた。パートナーであるGDXは海外市場での店舗開発、運営、オンラインショップ、SNS運用、マーケティングなどに多くの実績を持っており、しまむらの海外事業をアシストする。

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