「ジル サンダー(JIL SANDER)」は、南條工房と印染工房スギシタ、宮脇賣扇庵、染司よしおかなど、京都の4工房と協業したアイテムを発売する。8月1日から「ジル サンダー」ジェイアール京都伊勢丹店で順次先行発売するほか、9月から同銀座店でも取り扱う。
南條工房と協業した
おりんのチャーム
仏具のおりんや祇園祭に用いる打楽器、鉦を制作する南條工房と協業したアイテムは、同社の“リンネ チビ(LINNE-CHIBI)”と、「ジル サンダー」の“タングル”バッグをイメージした組紐を合わせた、おりんのチャーム(3万5200円〜)を5種ラインアップする。南條工房独自の配合で硬さを増した合金“佐波理”を使用し、薪を使用した鋳造技法で、すべて手作業で制作。また正絹唐打の組紐を用い、相生結びや二重叶結び、おだまきと、縁結びや願いをかなえるとされる結び目を付した。8月1日に先行発売する。
印染工房スギシタと協業した
手ぬぐい
神社仏閣や祭りに携わり、家紋や印を幕やのぼり、旗、半纏、法被、風呂敷、手ぬぐいなどに染める印染工房スギシタと協業したアイテムは、手ぬぐい(1万9800円)を3種販売する。良質な素材“特岡”を用い、「ジル サンダー」のアーカイブプリントである“カリフォルニアのサンセット”“アメリカンヴィンテージ”に加え、本アイテムのためデザインした“ワイルドフラワー”柄をあしらう。8月1日に先行発売する。
宮脇賣扇庵と協業した
布扇子
京扇子を手掛ける 宮脇賣扇庵と協業したアイテムは、「ジル サンダー」のアーカイブに保管する生地を使用した布扇子(3万6300円〜)3種をラインアップする。扇子には、絹糸1920本を贅沢に用い、淡路結びのモチーフを付した。8月下旬に先行発売する。
染司よしおかと協業した
ハンカチ
日本古来の色を染める染織工房、染司よしおかと協業したアイテムは、植物染の麻ハンカチ2枚組セット(2万7500円)を販売する。化学染料を使用せず、紫根や藍、紅花、茜などの根や葉、花から時間をかけて抽出、発酵させた染液を用い、何度も重ね染めと水洗いを行う。同ハンカチは、平安貴族の“かさねの美学”に着想を得て、春の“桜のかさね”、夏の“竜胆のかさね”、秋の“落栗色のかさね”、冬の“鈍色のかさね”と、四季をまとわせた。8月下旬に先行発売する。