ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)の2024年12月期決算は、売上高が前期比5.7%減の23億ユーロ(約3910億円)、営業利益は同68.8%減の6700万ユーロ(約113億円)、税引前純利益は同66.8%減の7450万ユーロ(約126億円)だった。同社によれば、大幅な減益となった理由の1つとして、積極的に設備投資を行ったことがあるという。
グループの会長兼最高経営責任者も務めるジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)創業デザイナーは、「地政学上の先行き不透明感が続き、ラグジュアリー市場も23年下半期頃から減速していることは認識しているが、将来を見据え、24年は積極的に設備投資を行った。長期的な成功のためには、短期的な利益を追い求めることなく、一貫性を持ってビジネスを継続することが重要だ。こうした戦略のおかげで、競争が厳しくさらに複雑さが増しているグローバルな経済環境の中でも、当社は独立性を保ちつつ安定して事業を運営することができている」と語った。また、ラグジュアリー市場の停滞や国際情勢における緊張は「近い将来にある程度は緩和するのではないか」との見方を示した。
設備投資額は23年の倍に
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