中国由来のシルエットや日本のミニマリズムに代表されるオリエンタルなムード、コンパクトながらマスキュリンなジャケットとエフォートレスでフェミニンな楊柳パンツ、そして時に未来的で時にクラシカルな光沢素材―。「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」は誕生から20年間ブレることなく、ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)の美学を追求し続けてきた。一方、「煌めき」をテーマに据えた2025年春夏シーズンは、いつも以上にスパンコールやビジュー、そしてメタリックなサテンなどを多用。このブランドもまた“クワイエット・ラグジュアリー”から離れ、いつも以上に夢を語って進化する。(この記事は「WWDJAPAN」2025年2月10日号からの抜粋です)
クチュールは、ビジネスも進化しているようだ。今回のショー会場は、パリに新しく構えた“パラッツォ アルマーニ”(写真)。ラグジュアリーブランドが本店やオフィスを構えるモンテーニュ通りにほど近いオフィスには、クチュール専門のアトリエを構え、セールスやコミュニケーションなどの部門も集約予定。アルマーニは、「アトリエは常に忙しく、近年は若いお客さまが増えている。彼女たちのための服作りは、とても刺激的だ」と話す。
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