
「プーマ(PUMA)」は6月10日、「キッドスーパー(KIDSUPER)」とのコラボコレクション「プーマ × キッドスーパー(PUMA x KIDSUPER)」を発売した。同コレクションは、「キッドスーパー」が初めてデザインしたサッカーユニホームのレプリカを含む、「プーマ」のスパイク3モデルの特別仕様のスパイクなどをラインアップする。
今回ユニホームをデザインしたのは、「プーマ」が契約する7つのクラブチーム。各チームのアイデンティティーやカルチャーの背景を新たな視点で再解釈し、「キッドスーパー」ならではの手描きグラフィックと水彩調のカラーパレットで表現。遊び心とメッセージ性を兼ね備えた独自のデザインが、各アイテムに落とし込まれている。
イギリスの「マンチェスター・シティ(Manchester City)」は、クラシックな斜めラインのデザインを水彩の手描き風にデザイン。ドイツの「ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)」は、手描きのグラフィックを重ねてエネルギッシュな印象に仕上げた。ブラジルの「パルメイラス(Palmeiras)」はバロック調のデザインに、葉のモチーフをゴールドベースでのせた。オーストリアの「FC ザルツブルク(FC Salzburg)」は、エーデルワイスの花のモチーフに、アイボリーやレモン、ベビーブルーを配色。
南アフリカの「マメロディ・サンダウンズ(Mamelodi Sundowns)」は、南アフリカ・ツワネの夕暮れをイメージし、温かみのあるイエローを採用。アラビア語で「新月」を意味するクラブ名のサウジアラビアの「アル・ヒラル(Al-Hilal)」は、トーナルブルーで月を描写した。メキシコの「モンテレイ(Monterrey)」は、手描きの山岳模様とストライプを合わせた。
「キッドスーパー」の創設者、コルム・ディレイン(Colm Dillane)は、「アートとサッカーという異なる世界を融合させることは、私にとって長年の夢だった。今回のコレクションは、自己表現やリスクを恐れずに“自分らしさ”を発信することの大切さを体現している。サッカーは単なるスポーツではなく、一つの芸術だということを、このコレクションを通じて伝えていきたい」とコメント。
ユニホームと同様にデザインされたスパイクは、“フューチャー(FUTURE)”と“ウルトラ(ULTRA)”“キング(KING)”のモデルをベースに制作。今夏開催の大会で披露される予定だ。価格はユニホームデザインのジャージレプリカが各1万4300円、スパイクが各3万3000円。「プーマ」の原宿・キャットストリートと大阪のストア、公式オンラインなどで販売している。