ビジネス

アマゾンとプラダ グループなど、模倣品販売業者の取り締まりについて中国当局に協力

中国の裁判所は、アマゾン(AMAZON)のマーケットプレイスで模倣品を販売した業者に懲役3年、罰金2万5000ドル(約372万円)、さらに模倣品販売で得た売上全額の没収を言い渡した。本件はアマゾンが2021年に開始した調査の一環で、プラダ グループ(PRADA GROUP)を筆頭にブランド名は非公表だが複数のラグジュアリーブランドがアマゾンに協力している。模倣品の販売総額は公表されていない。

刑事判決は、捜索によって偽造行為の証拠が発見された場合に下るのが一般的だ。しかし今回は、アマゾンおよびプラダ グループを含むラグジュアリーブランドから提供された情報を重視した。

アマゾンが昨年4月に発表したブランド保護報告書によると、同社の模倣品対策により、アマゾンのマーケットプレイスやその他の店舗に出回る600万点の模倣品が排除され、約80万件の不正アカウントがプラットフォーム上に出店するのを阻止したという。

アマゾンは20年に模倣品犯罪対策部門(Counterfeit Crimes Unit、CCU)を発足。裁判所や法執行機関を通じて模倣品業者の責任を追及する体制を作った。22年には、米国、英国、EU、中国において1300件以上の容疑者を告訴または捜査依頼を実施している。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

独立系クリエイティブ集団が台頭、クリエイターの新潮流を見る

5月13日号は、クリエイターを取り巻く新潮流を特集します。昨年7月17日に発行した「U30 クリエイター」特集に続き、その最前線を追いました。

冒頭では独立系クリエイティブチームにフォーカス。「クリエイティブアソシエーション」「クリエイティブエージェンシー」など、独自のスタンスを掲げてクリエイティブの可能性に挑む集団です。彼らの狙いは、クライアントとクリエイターが対等な立場でものづくりに向き合え…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。