ファッション

専門店5月度、連休商戦好調で各社前年超え ユニクロは17.5%増

 専門店チェーン、セレクトショップの2022年5月度売上高(既存店ベース)は、3年振りに行動制限のない大型連休だったことでの外出増や、月末にかけての気温上昇が寄与し、5社中5社が前年実績を超えた。

 ユニクロの国内店舗とECの売上高は、前年同月比17.5%増だった。22年8月期は期初(21年9月)から苦戦が続いていたが、累計の既存店売上高も前年同期比4.4%減にまで回復してきた。「5月は月初の連休商戦と、27日からの感謝祭が共に好調だった。大型コラボレーションの『ユニクロ アンド マルニ(UNIQLO AND MARNI)』も悪くなかった」と広報担当者。

 しまむらの「ファッションセンターしまむら」(4月21日〜5月20日での比較)は前年同月比1.8%増。昨年5月が同31.2%増と大幅に伸ばしていたことや、気温が本格的に上がった月末を期間に含まないことから、他社に比べると伸び率はやや小さめ。しかし、7カ月連続で前年実績を超えている。「お出かけ着や靴、バッグ、夏物肌着などが売れた」(発表資料から)という。

 良品計画の「無印良品」国内直営店とECの売上高は、同12.4%増。4月22日から5月9日まで、会員向けの10%オフキャンペーン「無印良品週間」を行っていたことが寄与し、苦戦が続いていた衣服・雑貨カテゴリーも同10.5%増と伸ばした。

 アダストリアも連休商戦の好調と月末の好天により、同31.9%増と大きく伸ばした。「全店ベースでの比較になるが、コロナ禍前の水準に迫る水準まで回復してきている」と広報担当者。

 ユナイテッドアローズは同41.4%増。他社に比べて回復の遅れが指摘されてきたが、ここ2カ月は前年実績に対し大きく数字を伸ばしている。「前年に比べセールの売り上げ構成比も抑えている」(発表資料から)。

UNIQLO x ファッションの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。