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三陽商会の苦戦続く 1〜12月期は営業赤字23億円

 三陽商会の2019年1〜12月期連結業績は、本業のもうけを示す営業損益が23億円の赤字だった。当期は決算期変更に伴う14カ月決算だが、同じ期間で比較すると赤字幅が約2億円拡大した。主販路である百貨店での苦戦と、10月の消費増税による買い控え、暖冬による防寒衣料の不振が重なった。通期(20年2月期)も損失を計上する見通しで、屋台骨を失った“バーバリーショック”以来、4期連続の営業赤字になる。

 売上高は585億円の微減だった。自社ポイントカード会員の買い上げ比率の高まりと、値引き販売の拡大によって粗利益率が悪化した。純損益も15億円の赤字(前年の同じ期間は8億1900万円の赤字)だった。

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