ファッション

KCONに学ぶ最新K-POPメイク キーカラーはピンクとパープル

 韓国のエンターテインメントメディア企業のCJ E&Mが毎年開催している世界最大級の韓国カルチャーコンベンション「KCON」が、5月17〜19日幕張メッセで開催された。韓国コスメや食品メーカーがブースを出展したほか、K-POPアーティストによるパフォーマンスやトークショーなども行われた。18日には韓国や日本でも活躍するメイクアップアーティストの河本好美が最新 “K-POPアイドルメイク”についてレクチャーした。

 河本メイクアップアーティストはまず、トーンアップ下地で肌色を整えてからパウダーをのせ、その上からクッションファンデーションを塗布した。「韓国メイクといえばクッションファンデーションが有名だが、よれやすいものも多い。下にパウダーを仕込んでおけば、湿気が多い日本の夏でも仕上がりが持続する上、艶がありながらもテカった印象にはならない」と解説する。アイメイクは、流行りのピンクとパープルを使用。アイホール全体に薄めのピンクをぼかした上で二重幅だけに濃いピンクを入れれば、腫れぼったい印象にならないという。さらにラメ入りのパープルを上に重ね、華やかさをプラスした。アイラインはブラウンを上のラインと目の下は中央に少し太めに引いた。アイブロウは目元とマッチするようにピンクとブラウンを混ぜて引き、最後にマスカラを塗ってアイメイクを仕上げた。

 続いてチークは、コーラル系のクリームチークとピンク系のパウダーの2色を顔の内側に向けてぼかした。「以前の韓国では全くチークをつけないルックが主流だったが、最近は健康的なメイクが流行っているため、チークも使うことが増えた。オレンジ系の健康的な練りチークを顔の内側に、その上にピンクのパウダーを重ねると自然なグラデーションができ、持ちもよくなる。さらにポイントは、目元にのせたパープルを軽く頬にものせること。そうすると艶をつくるだけでなく、メイクに統一感が出る」。シェーディングは、ブラウンとオレンジカラーを混ぜることによって柔らかい色調にし、韓国で人気の卵型の輪郭を作るように影を入れた。ハイライトはTゾーンや鼻筋、眉下だけでなく鼻の下にも入れることにより、より艶やかなメイクに仕上げた。

 最後にリップは、保湿力のある艶リップを全体にのせた。「最近韓国では唇をふっくらとさせるカプサイシン入りの製品が大ブームとなっている。マットではなく艶のあるリップやグロスを中央にのせることにより、ぷっくりしたリップに仕上がる」。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。