阪急阪神百貨店の4〜9月期は31.5%の増益 ファッションの改装効果に手応え

商業施設決算

2017/10/31 (TUE) 13:00

 エイチ・ツー・オー リテイリングリテイリング傘下の阪急阪神百貨店の2017年4〜9月期決算は、売上高が前年同期比4.8%増の2063億円、営業利益は同31.5%増の61億円だった。旗艦店である阪急うめだ本店の売上高が同9%増の1089億円と全体をけん引した他、都心店の博多阪急や西宮阪急、阪急メンズ東京も前年を上回った。荒木直也・社長は「阪急うめだ本店を筆頭にした都心の店舗ではファッションのフロアを中心に先進性に磨きを掛けたことで、広域から集客し、買い回りが増加するなどの改装効果が顕在化してきた」と語り、ファッションを軸にした新たなMD改革に一定の成果が出てきたことに自信を見せた。

 阪急うめだ本店の売り上げは4月から9月まで105.4〜114.4%で推移するなど好調。博多阪急と西宮阪急も全ての月で前年をクリアした。阪急うめだ本店は2012年の建て替え後も15年と16年の数回に渡って婦人服や雑貨を扱う3階と4階でリニューアルを実施してきた。荒木社長は「阪急うめだ本店の増収の9%増の内、3%増は改装効果。ウエアだけでなくシューズやハンドバッグ、宝飾品なども含め、全体を押し上げている」。また、化粧品も好調だ。化粧品を含む雑貨は前年同期比で16.1%増。阪急うめだ本店では実に27%増の伸びを見せた。

 一方で課題は郊外店だ。都心店以外の店舗はいずれも前年割れだった。「百貨店事業の中にも、3つも4つも違う業態を抱えているようなもの。郊外店は引き続き衣料が厳しい。都心店とは別のやり方を模索する」と荒木社長。

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