ビューティ

マツキヨのビューティ特化型店舗が池袋にオープン メンズのメイク体験も

 マツモトキヨシホールディングスは11月29日、フラッグシップショップとして位置付けるマツモトキヨシ池袋Part2店をビューティに特化してリニューアルオープンした。若年層や外国人観光客、OLなど1日を通して多様な人が行き交う池袋エリアの客層に合わせ、メイクサービスや自撮りフォトスペース、メンズコスメエリアを設置するなどトレンドとエンターテインメントを感じる“体験型”を重視した店舗となる。

 刷新した池袋Part2店は、地下1階から4階で合計の売り場面積は843平方メートル。20~30代を中心に幅広い層の美容感度の高い女性利用が多いことから、ビューティを中心に話題の製品を積極的に取り入れている。リニューアル前に比べSKUは約15%増え、1万5000SKUを用意。1階は10~20代をターゲットに人気のメイクブランドを集めた“ビューティ メイクアップ”エリアを用意。日本初上陸で現在同店でのみ扱う韓国コスメブランド「ビビッドスタジオ(VYVYD STUDIO)」や英ロンドンのライフスタイルブランド「スキニーディップ(SKINNYDIP)」のメイクブラシやポーチを並べる。

 2階は30~40代をターゲットにスキンケアのカウンセリングやメイクアップサービスを行う。3階は処方せん受付やトイレタリーアイテムを扱う。地下1階は、マツモトキヨシ初のメンズエリアを用意。ドラッグストア初となる「デニス(DENIS)」「アスタリフトメン(ASTALIFT MEN)」「プラウドメン(PROUDMEN)」など11ブランドを新規導入する。

 人口動態の変化に合わせて戦略を立てているという同社は、インバウンド客や若年層のファンを増やすことを重視し、ビューティ強化によって新しいニーズの掘り起こしを狙う。岡澤隆弘マツモトキヨシ取締役ファーマシー事業部長は、「池袋Part2店は、2018年にオープンしたビューティ特化の都市型店・原宿駅表参道口店と免税比率や繁華街立地が類似しており、同様のポジションに位置していることからビューティを強化して体験を目的の一つに来店してもらえるように刷新した。また、メンズコーナーを設置することで、取り込みが課題だった男性ファンも増やしていきたい。リニューアル前に比べ、売り上げは20%増を目指していく」と述べた。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

“個”が主役の百貨店特集2024【WWDJAPAN BEAUTY付録:2023年度世界のビューティ企業TOP100】

7月22日号の「WWDJAPAN」は百貨店特集。 個人の価値観が多様化し、コロナを経てオンライン消費がますます浸透しました。百貨店という業態の存在意義すら問われる中、それでも人が集まる店の条件とは何か。決め手は、品ぞろえでも立地でもなく、情熱と個性を持った“人”の存在。百貨店が元々持っていた強みに光を当てたり、その枠を超えて新分野を開拓したりと、編集力やアイデアを駆使して売り場を面白くしようとする…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。