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三越伊勢丹HD、マレーシア「ジャパンストア」の経営立て直し 

 三越伊勢丹ホールディングス(HD)は8日、マレーシア・クアラルンプールのコンセプトショップ「イセタン・ザ・ジャパンストア・クアラルンプール(ISETAN THE JAPAN STORE KUALA LUMPUR)」を運営する合弁会社を完全子会社にすると発表した。海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)と共同出資したICJデパートメントストア(以下、ICJ)が、日本の優れた商品やサービスの発信基地として同店を開いたものの、当初予想を下回る不採算が続いていた。完全子会社化で迅速な再建を目指す。

 ICJは三越伊勢丹HDのマレーシア法人が51%、クールジャパン機構が49%を出資して2014年に設立。16年10月に6フロア・売場面積約1万1000平方メートルの同店を開いた。ファッション、食、雑貨、工芸品、カルチャーなど“全館丸ごとクールジャパン”を掲げて、日本のブランドや物産品に特化したMDを組んで鳴り物入りでオープンしたにも関わらず、販売は低迷が続いた。初年度売上高目標の35億円に対し、17年度の実績は売上高16億円、営業損益は5億円の赤字だった。「(クールジャパンのコンセプトによって)結果として品ぞろえや価格帯の幅が狭くなってしまった」(三越伊勢丹HD広報)と分析する。

 三越伊勢丹HDはマレーシア法人を通じてクールジャパン機構が保有する株式を6月末までに取得する。取得金額は非公表。マレーシア法人が運営する他の3店舗は比較的堅調に推移しており、今後はそれらの経験を生かして現地ニーズを取り入れた店作りを推進する。