ファッション

ビジョナリーホールディングスが卸販売の新会社設立

 眼鏡専門店チェーンのメガネスーパーを中核企業とするビジョナリーホールディングスは、5月1日付けで新会社ビジョンウェッジを設立した。眼鏡、サングラス、補聴器関連商品を中心とした卸販売事業を軸に、眼鏡店、コンタクトレンズ店などの運営コンサルティング事業、眼鏡の加工やリペア、スタッフ教育、商品管理システム業務委託を行うアイケアコミュニケーション事業の3つを主要業務とする。ビジョナリーホールディングスは、「眼鏡メーカーの受注、眼鏡小売店の仕入れに際して、コスト削減、効率化のメリットがある。新会社に多くのビジネスチャンスを期待している」としており、新しい販路開拓や異業種との関係強化、事業領域を拡大する狙いもある。ビジョナリーホールディングスが100%出資し、社長は星﨑尚彦ビジョナリーホールディングス社長兼メガネスーパー社長が兼務する。売り上げ計画は非公表。

 メガネスーパーは昨年11月、持ち株会社ビジョナリーホールディングスを設立し、東京証券取引所JASDAQに上場。地方の眼鏡店チェーンの買収やウエアラブル端末事業を手掛ける会社エンハンラボを設立するなど、グループ体制の拡大、強化を進めている。2018年4月期の売上高は前期比15.3%増の206億円、営業利益は同65.6%増の7億円を予想しており、星﨑社長は「3期連続の黒字は間違いない」と話した。ビジョナリーホールディングスは社内の連帯意識を高めるため、オリジナルのTシャツやポロシャツなどを制作し、星﨑社長はほぼ毎日着用している。

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