ファッション

パワーショルダーにウエストマーク、80年代のシルエットに回帰 2018-19年秋冬パリ・ファッション・ウイーク

 2018-19年秋冬パリ・ファッション・ウイークの会場付近では、パワーショルダーやウエストマークなど、80年代をほうふつとさせるシルエットに回帰していた。オフショルダーの代わりにトレンドに浮上したパワーショルダーは、特にテーラードジャケットやコートで取り入れている来場者が多かった。ウエストマークは、バッグベルトや、太めのベルトを取り入れたスタイリングが多く見られた。ランウエイでは「バレンシアガ(BALENCIAGA)」がアウターの上にアウターをレイヤードするスタイリングを提案したが、オフランウエイでもデニムジャケットの上にダウンを合わせるなど、じわりと普及しているようだ。

 素材で特にフォトグラファーの目に留まったのはPVCで、来場者はコートやシューズ、バッグとしてこのトレンド素材を取り入れていた。また、他都市同様タータンチェックは人気。レッドやオレンジ、パープルなどのネオンカラーがストリートで目立っていた。

 人気だったアイテムは、トレンチコートやパンツスーツ、アイウエアではキャット・アイサングラスやフォックスアイ・サングラス。シューズでは、ポインテッドブーツやソックスブーツなどヒールがカムバックし、近年ストリートを席巻していたスニーカーはメンズ同様、「バレンシアガ」の“トリプル S(TRIPLE S)”の他「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の“LVアークライト(LV ARCHLIGHT)”など、ゴツめのダッドスニーカー、チャンキースニーカーが支持を得た。

 バッグはボディーにクロスさせるスタイリングが圧倒的人気。特に、「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」の“バインダー クリップ バッグ(BINDER CLIP BAG)”の着用率が高かった。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。