ファッション

「ヒロココシノ」のコレクションアーカイブを絵画として見る企画展がスタート

 ヒロココシノのKHギャラリー銀座は11月25日まで、企画展「コシノヒロコ 衣の中に見る絵画」を開催している。同展は「ヒロココシノ(HIROKO KOSHINO)」のコレクションアーカイブを用いて、“質、形、色”の造形的要素を三つのアプローチで再解釈したアートを披露するもの。

 一つ目は、透明なアクリルケースに服を閉じ込め絵画に見立てて素材の“質”にフォーカスする展示、二つ目は、2014-15年秋冬コレクションのドレスの模様から三つのモチーフの“形”を切り出して壁面に飾ったインスタレーション、三つ目はKHギャラリーでは初公開となった“色”が主役のカラースタイル画のジクレー版画。これまで同ギャラリーでは、コシノが制作してきた1700点以上の絵画や書などを主に公開してきたが、今回はファッションデザイナーとして60年以上のキャリアを持つコシノが発表し続ける年2回のコレクションピースをアートとして楽しむことができるもの。スタイル画のジクレーは販売も行い、2017年に制作された作品を1万6200~2万1600円で購入することが可能だ。

 10日に開催されたレセプションパーティーでコシノは「年2回のコレクションは素材を作ることにこだわったもの。服は着て見せることが常識だけれど、今回はファッションショーでは見ることのできない素材の質を真近でご覧いただきたい。いつか大きな美術館で、制作してきたコレクションを100体以上用いて絵画のように並べることが夢」と語った。

■コシノヒロコ 衣の中に見る絵画
会期:10月10日~11月25日
時間:10:30~19:00
休廊日:10月15日、29日、11月5日、19日
会場:KHギャラリー銀座
住所:東京都中央区 銀座4-3-13 和光並木通ビルB1F

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2024-25年秋冬のトレンド総まとめ 鍵は「退屈じゃない日常着」

4月15日発売の「WWDJAPAN」は、毎シーズン恒例のトレンドブックです。パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、そして東京の5都市で発表された100以上のブランドから、アイテムや素材、色、パターン、ディテール、バッグ&シューズのトレンドを分析しました。豊富なルック写真と共にお届けします。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。