ファッション

LVMHがレジャー企業と共同でパリの遊園地のリノベーションに77億円出資

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON、以下LVMH)と、スキーリゾート運営会社のコンパニー デ アルプ(COMPAGNIE DES ALPES)が、6000万ユーロ(約77億4000万円)を出資し、パリのブローニュの森にある遊園地、ジャルダン・ダクリマタシオン(Jardin d’Acclimatation)のリノベーションをスタートする。

 建築家とランドスケープ・プランナーのチームを雇い、エコロジカルな遊歩道の設置や、遊園地のウエブサイトを新規開設、ミニファームの修復、スチームパンクにインスパイアされたメリーゴーランド17機の建設などを計画している。なお、修工中も遊園地は引き続き営業、2018年5月に完了予定だ。

 LVMHはパリの再開発を長年サポートしてきた。ジャルダン・ダクリマタシオンも1984年から運営に携わり、アトラクションの他にも、パン作りやガーデニング、ストリートアートなどのワークショップを提供してきた。パリの家族連れに人気のスポットとなり、バラク・オバマ(Barack Obama)前米大統領の娘、マリア(Malia Obama)とナターシャ(Natasha Obama)をはじめ、来場者も過去15年間で倍増しており、年間200万人に上る。

 ジャルダン・ダクリマタシオンは1860年に開園したフランス初のアミューズメント・レジャーパーク。20万平方メートルにもおよぶ敷地内には、乗馬スクールやジップラインアドベンチャー、映画館や韓国庭園などのほか、ルイ・ヴィトン財団の美術館も設備する。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。