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合言葉は“セカンドファミリー” ストライプで採用される新卒とは

 「アース ミュージック&エコロジー(EARTH MUSIC & ECOLOGY)」や「コエ(KOE)」といったアパレルブランドの他、コスメやフード、ファッションレンタルサービス「メチャカリ(MECHAKARI)」など、業種の枠を超えてビジネスに挑戦しているのがストライプインターナショナル(STRIPE INTERNATIONAL)だ。海外への進出にも積極的で、東証一部への上場も予定する。インターナショナルな1兆円企業を目指す、同社の新卒採用の基準とは?上野真未・人事部採用チームマネジャーに聞いた。

WWDジャパン(以下、WWD):求める人材像は?

上野真未・人事部採用チームマネジャー(以下、上野):主に2つあります。一つは、弊社の理念である“セカンドファミリー”に共感していただけるかどうか。弊社は人と人が信頼し合うことで会社は成長していくと考えています。スタッフ同士はもちろん、お客さまとの関係性をしっかり作っていける人を採用したいです。もう一つは向上心があること。弊社はいろいろなことにチャレンジしています。今の環境に甘んずることなく、自分に何が足りていないのか、自問自答をしながら、自分を成長させていける人を求めています。

WWD:今年4月は何人採用しましたか?

上野:390人くらいです。総合職と地域限定職を採用しますが、現場第一主義なので、全員現場スタートです。総合職は全体の3割強で、全国での異動がありえます。

WWD:具体的にはどんな人を採りましたか?

上野:明るく、人とコミュニケーションを取っていけるスタッフが多いです。チームで動くのが主なので、協調性は大事ですね。

WWD:“セカンドファミリー”への共感が重要だということでしたが、面接で測るのですか?

上野:グループ面接が多いので、そこでのやりとりを見たり、雰囲気なども見ています。学生時代の経験やどう人間関係を構築してきたかを聞いたり、あそこのお店のスタッフたちと働けそうかなどを具体的に想像してみたりもします。とはいえ、社員を同質化させたいわけではないです。一人一人が個性を持って、自分の想いを発信できるような人がいいと考えています。

WWD:新入社員に対する社内の反響はどうですか?

上野:仕事をしているとうまくいかないことって必ずあると思うのですが、そのうまくいかない環境の中で、自ら成長しようとする人、任されたことに120%で返すような前向きな人は、とても評価されています。上司に可愛がられると、新しいチャンスもどんどん与えてもらえるので、いいスパイラルが生まれます。変なプライドは持たずに、分からないことは早く聞き、自分の弱さも見せながらコミュニケーションできるというのは大事ですね。

WWD:売り場からの採用もありますか?

上野:15年からアルバイト採用を始めましたが、17年入社に関してはそこからの流入率が増えています。現場を知り、その苦しみも楽しみも知る人たちなので、マッチング率は非常に高いですし、即戦力にもなりえます。17年入社では1割くらいを占めました。

WWD:男女比は?

上野:男性が1割くらいです。

WWD:入社後に配属されるブランドについては、希望は加味されますか?

上野:希望は聞きますが、それを元に本人の雰囲気などを見て、配属を決めます。

WWD:ブランド間の異動は多いですか?

上野:ブランド異動には2パターンあります。自分で手を挙げるのと、会社からの辞令です。前者は新店が年間100店くらいあるので、その時に募集をかけ、手を挙げてもらいます。

WWD:本社への異動、例えば広報がやりたいとか、MDになりたいといったキャリアアップは可能ですか?

上野:年4回公募制度があります。そこに立候補してもらい、試験などに受かったら、異動になります。店舗から本部に移る道はなるべく確保したいと考えていますので、幅広い職種がオープンに募集されています。