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日仏の伝統が融合「バカラ」が今右衛門とコラボレーション

 フランスのクリスタル「バカラ(BACCARAT)」は2月16日、バカラショップ 丸の内で「バカラ ミーツ 今右衛門」の発表会を行った。バカラは1764年フランス・ロレーヌ地方のバカラ村で創設。クリスタル・ブランドとして日本でも人気が高い。さまざまなクリエイターとの協業で知られる同ブランドは今回、有田の名窯である今右衛門とコラボレーションし、クリスタルと磁器の融合を試みた。

 日本における磁器の発生と言われる有田焼は昨年、誕生400周年。当時、今右衛門家は中国から伝わった赤絵の技法を用いた赤絵付を専門に営んでいた。色絵付で最も優れていたのが今右衛門家で、同家が手掛けた色鍋島と呼ばれる作品は色絵磁器の最高傑作として世界的に評価が高い。今でも人間国宝である14代今泉今右衛門がその伝統を引き継いでいる。

 今回のコラボレーションでは、唐花瓔珞文(からはなようらくもん)竜蓋付扁(以下、唐花デキャンタ)と雪文グラスと色絵薄墨墨はじき雪文皿のセット(以下、雪文グラスセット)2種類が登場。唐花デキャンタは日本の磁器特有の扁壺に形づくられ、MOF(フランス最優秀職人)による唐花のエングレービングが施され、エナメルとプラチナが華を添えている。左右の瓔珞文は寺院や仏像を飾る装飾をモチーフにしており、力強い龍蓋にも描かれている。雪文グラスセットの小皿は星形と花柄の2種類。14代今右衛門の代表的な技法である墨はじきで雪の結晶が描かれている。ショットグラスとしてもエスプレッソ用としても使用できるグラスにも繊細な雪文が施されているのが特徴だ。唐花デキャンタは世界限定30点。価格は260万円。雪文グラスセットは各12万円。

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