ファッション

LVMHがマルコリンと合弁会社を設立

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON/以下、LVMH)はアイウエア大手のマルコリン(MARCOLIN)と合弁会社を設立する。出資比率はLVMHが51%、マルコリンが49%。また、LVMHはマルコリンの株式10%を取得する。2018年からマルコリンはLVMH傘下の「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」と「セリーヌ(CELINE)」のアイウエアを手掛ける。

 アイウエア業界は近年、大手メーカーを筆頭に変革期を迎えている。その発端は、14年にケリング(KERING)が自社でアイウエアを手掛けることを発表し、ケリング アイウェア(KERING EYEWEAR)を設立したことだ。これを受け、サフィロ(SAFILO)はケリング傘下の「グッチ(GUCCI)」との契約を満了より2年早い16年12月に終了。「グッチ」が売り上げ全体の約15%を占めていた同社にとっては大きな痛手になり、ブランドポートフォリオの戦略を練り直した。その一環として、「エリー サーブ クチュール(ELIE SAAB COUTURE)」とオリジナルブランド「オキシド(OXYDO)」の超高級アイウエアのデザインと生産を手掛けるアトリエ部門を設立した。また、「プラダ」や「シャネル」とライセンス契約を結び、傘下に「レイバン(RAY-BAN)」や「オークリー(OAKLEY)」を持つルックスオティカ(LUXOTTICA)は1月に仏レンズメーカーのエシロール(ESSILOR)と460億ユーロ(約5兆6120億円)の合併契約に合意した。

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