ミラノからパリに向かっている私は今、各種SNSで、ミラノ・ファッション・ウイークがどのように受け止められたり、発信されたりしているのか?をチェックしています。今日はその中で、とても気になった、忌憚なく言えばthreads特有の“イヤなカンジ”で私まで精神的なダメージを負った事例を紹介しつつ、いよいよ真剣に、この病巣の原因を考えてみたいと思います。
きっかけは、ミラノ・ファッション・ウイークの、とあるブランドのショーを訪れたセレブリティの投稿に対する反応です(ミラノ・ファッション・ウイーク自体は、関係ありません)。そのセレブは、パフォーマー。SNSで「公演が無事終了しました」と投稿すると、そのファンが「チケットの抽選に落選した人もいるのに、『無事に終了』なんて言わないで!」的な投稿をしたのです。炎上覚悟で言えば、いつからthreadsはこんなふうに「傷ついた体験」と「明確な悪役の設定」そして「その悪役への強い断罪」が同居するイヤなカンジになってしまったのでしょうか?
ThreadsのみならずSNSには、会話を生む投稿ほどオススメされやすいというアルゴリズムが走っています。そこから考えると「傷ついた体験」はまず、「わかるわかる、辛いよね」とか「私なら、許さない」「そういう(わかってくれない)人、いるよね」的な感情を喚起しやすいものでしょう。続いてこの投稿は「明確な悪役の設定」により、話を一気にそれぞれの事情や背景、文脈などお構いなしの、一般論としても語ることが可能な二元論へと簡略化します。そして最後の「強い断罪」により、SNS特有のネガほどタップしてしまうから拡散するという構造にハマるのでしょう。以上が、こうした投稿がバズりがちな理由ではないか?と考えられます。
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