ゴールドウインは25日、創業家出身で代表取締役会長の西田明男氏(71)が6月の定時株主総会後に名誉会長へ退く人事を発表した。
西田氏は創業者・西田東作氏の長男。1977年に入社後、2000年に同社2代目社長に就き、20年から会長を務めてきた。本業だけでなく、一般社団法人日本スポーツ用品工業協会での活動、創業地の富山県では一般社団法人富山県繊維協会の会長として北陸地方の繊維産業の発展にも尽力。また寬仁親王記念杯・北陸ウェルフェアゴルフトーナメント大会の会長を務め、北陸地区における障がい者福祉への支援活動も続けてきた。それらが評価され、24年秋の叙勲では旭日小綬章を受章している。
経営の第一線からは退くものの、業界や地域の発展の活動に引き続き取り組む。