丸山敬太デザイナーによる「ケイタマルヤマ(KEITAMARUYAMA)」は、ファッションドール・ブライスとコラボレーションし、オートクチュールのブライス人形12体を発表した。1月22日から2月8日まで、東京・南青山の旗艦店「メゾン ド マルヤマ 丸山邸」で「クチュールブライス」展示する。なお、同企画は2024年にブランド設立30周年を迎えた「ケイタマルヤマ」の記念プロジェクト「丸山百景 ケイタマルヤマ 30THアニバーサリー」の一環だ。
ブライスとは、米国で1972年に誕生したファッションドール。大きな頭と瞳が特徴で、近年は日本の若者、特にZ世代の間で人気が再燃しつつある。今回の「ケイタマルヤマ」とのコラボでは、ブライスが「ケイタマルヤマ」のアーカイブコレクションのミニチュアをまとう。94年秋冬のデビューコレクションに登場するレースドレスや、2003年の着物コレクション、22年秋冬のチュールドレスなどを再現しており、手刺しゅうやハンドペイント、ハンドカットしたアップリケまで盛り込むこだわり具合。丸山デザイナーは「アトリエチームが本業を忘れるほど夢中になって作り上げた逸品」とコメントしている。
カスタムブライス作家のふじもとあやの監修のもと、ドールのボディーをカスタマイズした。1体ごとに肌の質感をマットに仕上げ、ヘアスタイルや髪色も変えたほか、鼻の高さや口角の上がり方、口紅の色も調整し、両ブランドの世界観をマッチさせるような仕掛けを施す。また、標準のブライス人形とは異なり、後頭部には2本の“アイチェンジング”ひもをセット。まぶたを開閉したり、瞳の色を4パターンに切り替えたりできる仕様になっている。
また、今回はクリエイティブスタジオ「クローカ(KLOKA)」とも協業し、ブライス人形のミニチュアインテリア小物も発表した。ドールハウス(11万円)やフロアランプ(3万800円)、ティーテーブル(1万4300円)といったオーダー商品から、ブライス人形のペットとして飾れる猫(4万4000円)や鳥かご(7万1500円)、カウチ(6万500円)などの一点モノのアイテムまでそろう。
オートクチュールのブライス人形はオークション形式で販売する。入札開始は1月22日で、終了日時は2月8日21時。各体のオークション開始価格は33万円で、入札回数の制限はない。丸山デザイナーは、「制作チームのこだわりが詰まったクチュールブライスに値段をつけることがとても難しかった。この子たちを一番大事にしてくださる方にお届けしたいと考え、オークション販売を決めた」と話している。
◼︎「クチュールブライス」オークション
入札可能期間:1月22日〜2月8日 21:00