ファッション

「ジンズ」がロサンゼルスに新店をオープン デジタルを活用し新たな顧客体験を提供 

ジンズ(JINS)」は1月17日、アメリカ・ロサンゼルスのアボットキニー通りに新店舗「ジンズ アボット キニー店(JINS Abbot Kinney店)」をオープンした。同店は、グローバル展開の加速の起点となる、デジタルを活用した新しい顧客体験構築の実験店として運用する。

また、ロサンゼルスで発生した山火事での被災地支援として1月17~19日のロサンゼルス地域4店舗の売り上げ全額を現地支援団体へ寄付する。同ブランドは、2010年に中国で海外1号店を出店したのち、15年にはアメリカ、台湾、18年にはフィリピン、香港へ進出。24年11月末時点で世界765店舗を誇る。

ロサンゼルスの空気感と日本の伝統を融合した新店

今回は、同エリアに出店するにあたり茶室をはじめとする日本特有のこぢんまりとした居心地の良いスケール感や素材感を表現。店舗設計は、建築家ユニットの髙濱史子、小松智彦が務めたほか、サービスとの関わり方などのエクスペリエンスデザインは井上修輔が担当した。中央のディスプレー什器には、ヒノキに“なぐり加工”のような凹凸を施した天板とジンズ創業の地である群馬県前橋市の街並みにゆかりのあるレンガを組み合わせたものを採用。既存の外観と調和するように仕上げた。

また、店内には電子タグと二次元コードのついた商品が並び、顧客は自身のスマートフォンから商品の二次元コードをスキャンし、ウェブ上で必要事項を入力することで受付が完了。店舗スタッフと相談してレンズの種類を選んだ後、会計、フィッティングを済ませ退店。加工後の商品は、自宅もしくは店内ロッカーで受け取るというデジタルを活用したサービスでオペレーションの効率化を図る。

オープン記念の限定アイウエアケースや
アメリカで唯一のカスタマイズサービスも展開

また、同店ではオープンを記念して、限定のアイウエアケースを用意する。ロサンゼルスのハンドメードレザーブランド「キルスペンサー(KILLSPENCER)」がこのためにデザインし、ロサンゼルスで制作したアイウエアケースとアイウエア4点を収納できるトラベルケースを販売する。

さらに、「ジンズ」各国の旗艦店でしか体験できないサービス“ワタシ ノ イッピツ―カスタマイズ マイ オウン アイウエア―”も同店では展開。日本の伝統的な美学を体現するアイウエア“ジンズ イッピツ”に、日本の卓越した技術から生まれた“インナーリム”を組み合わせ、より自分らしい一本を追求できるカスタマイズサービスを提供する。

■ジンズ アボット キニー店
住所: 1227 Abbot Kinney Boulevard,Venice, CA 90291
営業時間: 11:00〜19:00

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