ビジネス

【追記あり】しまむら、無印、ユナイテッドアローズが2ケタ増 専門店12月度、低気温で冬物好調 

【追記:1月9日】国内ユニクロは9日、2024年9〜11月決算発表に合わせて、12月度の既存店売上高も公表した。前年同月比15.3%増と、11月に続き2ケタ増。「気温が低く推移し、防寒衣料が動いた。“年末感謝祭”も好調で、単月売り上げとして過去最高を記録した」と、岡﨑健ファーストリテイリング取締役グループ上席執行役員CFO。

専門店チェーン、セレクトショップの2024年12月度業績(既存店ベース)は、気温低下のもとで引き続き冬物衣料の販売が進んだといった声が中心だ。なお、国内ユニクロは24年9〜11月期決算発表と合わせて1月9日に12月度業績を公開予定。

しまむらの「ファッションセンターしまむら」は前年同月比14.9%増。11月21日〜12月20日集計のため、11月末に急激に気温が下がった分の需要も反映している。特に好調だったのは、インフルエンサーコラボ企画商品やキャラクター商品、保温の機能性肌着や寝具など。

良品計画の「無印良品」は同15.3%増と、11月に続き2ケタ台後半の伸びを達成。衣服・雑貨カテゴリーに限れば同20.7%増とさらに伸びている。「衣服・雑貨は、前年冬物の在庫不足があった反動もあって高い伸びとなった」(発表資料から)。

アダストリアは同1.4%増と、前年実績は超えたものの他社と比べると控えめ。前年12月も同1.0%と発射台が高いわけでもない。「ニットや防寒アウターのほか、ブーツ、ストール、ホリデー向け生活雑貨やブランケットが好調だった」(発表資料から)。

ユナイテッドアローズは同17.2%増と、12カ月連続で前年実績超えを達成。低気温が後押しし、12月は11月に続き2ケタ増となった。「シャツ、ジャケット、パンツ、ワンピースなどが継続的に売れたことに加え、冬物アウターやマフラー、グローブなど防寒アイテムの動きが目立った」「前年よりもVIPセール対象会員が増加し、既存店客数も2ケタ増となった」(発表資料から)。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

付加価値の原動力「ホスピタリティー」特集 LVMHジャパン社長や百貨店外商、トップ販売員らの定義は?

1月13日発売の「WWDJAPAN」は、ホスピタリティーを特集します。品質だけでの差別化が難しくなっている時代、ファンを獲得して育むにはコトのレベルアップが欠かせません。特に知的好奇心や探究心が強い次世代富裕層や、リアルの価値を知り渇望するZ世代、独自の体験を求めて来日するインバウンドら、ファッション&ビューティ業界が注目する消費者を獲得するには、ホスピタリティーについて考え、モノの購買を付加価値…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。