ファッション

バロックジャパンリミテッドが初の接客コンテスト「ベスト オブ バロック」を開催 優勝者は「アズール バイ マウジー」の男性スタッフ!

 バロックジャパンリミテッドは2月25日、同社初の接客コンテスト「ベスト オブ バロック」を開催した。大会には「またこの店に来たい」「またこの人から接客されたい」「この人から買いたい」という審査基準で、グループ全体の1300人からエリア予選を勝ち抜いた10人と事業部から推薦された12人の計22人が登場。参加者は、セクシーなチアガールや学ランのコスチュームに身を包んだり、特注の横断幕を掲げたりと、ブランドごとに工夫を凝らしたド派手な応援団の声援に後押しされながら接客を披露した。

 見事「ベスト オブ バロック」第1回の頂点に輝き、ゴールド賞を受賞したのは「アズール バイ マウジー(AZUL BY MOUSSY)」新宿の男性スタッフ、平野卓さん。さらにシルバー賞は「マウジー(MOUSSY)」新潟アルタの清野綾さん、ブロンズ賞は「マウジー」河原町オーパの岡本唯さん、社長特別賞は、「マウジー」キャナルシティ オーパの林田真梨絵さん、「リエンダ(RIENDA)」ザ ダイヤモンド横浜の佐藤朝美さん、「ロデオ クラウンズ(RODEO CROWNS)」香林坊109の中野有紗さん3人が獲得した。同社の創業ブランドである「マウジー」の販売スタッフが大活躍の大会となった。ゴールド受賞者には賞金50万円とトロフィー、シルバー受賞者には賞金30万円、ブロンズ受賞者には20万円、さらに各賞を示すピンパッジを授与。社長特別賞の受賞者には、商品券5万円と「シャネル」のアクセサリーなどが与えられた。

 優勝した平野さんは、「『アズール バイ マウジー』はグループの中でも売り上げが好調のブランドだが、低価格だから売れていると思われていることがすごく悔しかった。お客さまに対する販売スタッフの情熱があって、売り上げが取れていることを証明したかったので、店長にはわがままを言って自薦で大会に出場させてもらった。1位という結果を残せたことに本当に感謝している」と号泣しながら受賞の喜びを語った。さらに賞金50万円の使い道について、「昨日、妻の誕生日だったが大会のことで頭がいっぱいで、きちんと祝ってあげられなかった。優勝の報告とともに焼き肉に連れて行ってあげたい(笑)」とコメントした。

 村井博之バロックジャパンリミテッド社長は、接客コンテストをスタートした理由について「もともと、販売スタッフを表彰する場が社内にもほしいという声があがったのがきっかけだった。賛否はあったが、"挑戦する企業"としてはやるべきだと思い決断した。我が社がグローバルな総合ファッション企業を目指す中で、サービスのスタンダードを考え、プライオリティを決めたりスキルアップ支援などをするための"実験室"にしようと考えた。日本のおもてなし精神は、海外からも高く評価されているが、具体的に何が評価されているのか答えられる人は少ないし、日本人はその精神を過信してしまっているところもある。この大会を通して、伸ばすべき接客スキルや削るポイントを時代の変化に合わせていきたい。2010年代にふさわしい、新しいカリスマ店員のありかたも発信していきたい」と今後の方針を語った。

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