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ジーユーが社内ロープレ大会を実施 グローバルブランド目指しトレンド提案力強化

ジーユー(GU)」は、同社の販売員日本一を表彰する社内ロールプレーイングコンテスト“スター・セールス・スタッフ・グランプリ(以下、SSSG)”を開催した。半期に1度開催しているもので、半年前に開始して今回が2回目。ファーストリテイリングの東京・有明本部に全国8エリアの予選を勝ち抜いた8人の代表が集合し、声かけやトレンド提案の力を競った。優勝したのは、「ジーユー ヨドバシ博多店」のシニアパートナースタッフ、西尾圭子さん。副賞として10万円相当の宿泊体験ギフトが贈られた。

“SSSG”は全国の販売員やスーパーバイザーら計200人が有明本部に集まる研修に合わせて実施。一律のお題でロールプレーイングが行われ、個性を競う形を採っている。客役はMDやEC担当者が務め、審査員は大笘直樹ファーストリテイリンググループ執行役員ジーユー グローバルCOOや、営業部、教育部門の担当者のほか、R&Dや商品計画など、普段は直接客と接しない部門の担当者も務めている点がポイントだ。

商品力とサービスを磨いてグローバルに

優勝した西尾さんは、他業種での接客・販売職を経て2018年にジーユーに入社。「数あるアパレルショップの中でも『ジーユー』、さらにその中でも自店に訪れていただいたことを感謝し、それをお客さまにも伝えるようにしている。コロナ禍による店舗休業も経験し、改めてお客さまが店舗やわれわれのことを必要だと思って、訪れてくださることが本当にありがたい」とコメント。「ジーユー」の魅力は、「年齢を超えて、ブランド名の通り“自由”にファッションを楽しめること。自店には実際に70〜80代のお客さまもいらっしゃり、地域に根差した店になっていることがうれしい」と話した。

「ジーユー」は、「ユニクロ(UNIQLO)」と同様にセミセルフ接客を基本としているが、「『ジーユー』ならではとして、トレンドを伝えたり、スタイリング提案をしたりといった接客を強めている」と広報担当者。コーディネート提案を積極的に行うための独自の販売スタッフ認定制度“おしゃリスタ”も設け、店舗によっては、予約制で“おしゃリスタ”の接客をじっくり受けられるような仕組みも導入している。大笘COOは大会後の総評として、「ブランドとしてグローバルな存在になることを掲げているが、世界で認知されるために必要なものは商品とサービスの2つ。(中略)サービスは同じことをやり続けるのではなく、環境に合わせてどんどん進化させていくべき」と語った。

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