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リシュモン、純利益が前期比166% ユークスとネッタポルテの合併が追い風に 16年3月期

 コンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)の2016年3月期決算は売上高が前期比106%の110億7600万ユーロ(約1兆3500万円)、営業利益が同77%の20億6100万ユーロ(約2514億4400万円)、純利益が同166%の22億2700万ユーロ(約2716億9400万円)と増収増益だった。スイスフラン高がウオッチの生産コストに大きく影響したものの、ネッタポルテ グループ(NET-A-PORTER GROUP)とユークス(YOOX)の合併により売り上げと利益は共に伸びた。

 エリア別の売上高はヨーロッパが同110%の33億8800万ユーロ(約4133億3600万円)、中東およびアフリカが同115%の9億7500万ユーロ(約118億9500万円)、アジアが同101%の49億6800万ユーロ(約6060億9600万円)、北中南米が同109%の17億4500万ユーロ(約2128億9000万円)だった。日本は同126%の10億3100万ユーロ(約1257億8200万円)だった。円安と観光客増が売り上げをけん引した。香港とマカオ市場が低迷する一方、中国本土と日本市場は好調だった。

 カテゴリー別だとウオッチが同98%の50億9800万ユーロ(約6219億5600万円)、ジュエリーが同116%の38億8100万ユーロ(約4734億8200万円)、レザーグッズが同114%の6億9800万ユーロ(約851億5600万円)、ウエアが同105%の4億4200万ユーロ(約495億4000万円)、筆記用具が同102%の3億8200万ユーロ(約466億400万円)だった。ウオッチはスイスフラン高により生産コストが跳ね上がり、2月にスイスの工場で約350の人員削減を行うことを発表した。ブランドは「クロエ(CHLOE)」「モンブラン(MONTBLANC)」「アズディン アライア(AZZEDINE ALAIA)」が売り上げを伸ばした一方、「アルフレッド ダンヒル(ALFRED DUNHILL)」と「ランセル(LANCEL)」の売り上げが伸び悩んだ。なお、日本ではジュエリーとウオッチの売り上げが好調だった。

 また、ネッタポルテ グループとユークスは15年10月に合併し、ユークス ネッタポルテ グループ(YOOX NET-A-PORTER GROUP)を設立した。これにより、今期に限って評価差益6億3900万ポンド(約996億8400万円)を計上した。

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SAMANTHA CONTI
訳 WWDジャパン編集部

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