実際は広告なのに一般消費者には広告ではないように見える表示「ステルスマーケティング」については、ファッション&ビューティ企業も正しく理解し、対策を講じることが必要です。そこで「WWDJAPAN」は、企業のSNSやインフルエンサー・マーケティングを担うLIDDELL(リデル)に協力を依頼して毎週、業界あるあるな「ステマかも!?」クイズを出題。ステマ規制に該当するポイントを明らかにしながら、講じるべき対策を伝授します。
ケーススタディ26
大手ヘアサロンの美容師は、常連客のインフルエンサーに、自社ブランドのヘアオイルをプレゼント。「SNSに使用感を書いてほしい!プレゼントなので『PR』表記なしでOK。安心してね」と投稿を依頼しました。その際、「もしも『PR』表記を付けたら、今後は何もあげられないかも」と補足しています。
この依頼はステマ?それともセーフ?
ステマに該当します。
広告主である企業はこのような行為はせず、インフルエンサーも同様の案件依頼は断るようにしましょう。
※状況や前後関係、関係性において判断が異なります。
室木おすし/イラストレーター・漫画家 プロフィール
(むろき・おすし)建築家という響きに憧れ建築の大学に入学するも、直線がうまく引けないため挫折。卒業後、渋谷アートスクールに入学。24歳のとき、フリーのイラストレーターに。3児の父で、著書に「貴重な棒を持つネコ」「君たちが子供であるのと同じく」「悲しみゴリラ川柳」がある。オモコロライターとしても活躍
LIDDELL
COMPANY PROFILE:SNS・インフルエンサーマーケティングのパイオニアとして、インフルエンサー3.5万人と共に、7000社を超える企業との取引実績を誇り、多くのSNSトレンドを創出。「個人の影響力を、人々の未来のために。」をミッションとして掲げ、企業と個人が対等に取引できる社会の実現を目指す