ビューティ

「ヴィクトリア ベッカム ビューティ」がクレンジング発売 スキンケア事業を拡大

ヴィクトリア・ベッカム(Victoria Beckham)が手がけるビューティブランド「ヴィクトリア ベッカム ビューティ(VICTORIA BECKHAM BEAUTY)」はこのほど、ブランド初となるクレンジングを発売した。同商品は、著名なセレブリティーフェイシャリスト兼エステティシャンのメラニー・グラント(Melanie Grant)と共同開発し、ジェルクレンザーとオイルクレンザーの2種をラインアップする。同商品は2年の歳月をかけて開発。オリーブ果実油や米ぬか油、アボガドオイル、発酵緑茶種子、乳酸、ダマスクローズ水、異性化糖などの美容成分を豊富に配合し、パッケージはベッカム創設者の細部へのこだわりを反映し、フォレストグリーンとダークブラウンカラーのシックなデザインを取り入れた。

ベッカム創設者は、「『ヴィクトリア ベッカム ビューティ』のセラムとモイスチャライザーの品質基準に見合う、市場にまだない感触のクレンザーを作りたかった」と述べた。グラント=フェイシャリスト兼エステティシャンは、米ロサンゼルスと豪シドニーにスタジオを所有し、25年間にわたりエステティックビジネスで成功してきた人物。「彼女はエステサロンのフェイシャルトリートメントだけでなくスキンケアにおいても頼れる存在。私たちは完璧なクレンザーを見つけられないことについていつも語り合っていて、コラボレーションというアイデアは自然に湧き起こった。私は自分が知らないことはその分野の一流の人々と共に何かを生み出したいと常に思っている」と話した。

同ブランドは2019年にスタートし、順調に拡大。特に米国市場の売り上げが伸びている。昨年9月には、自社製造にてジェローム・エピネット(Jerome Epinette)調香師との協業による3種のオードパルファム“ポルトフィーノ‘97”“スイート302”“サンイシドロ・ドライブ”を発売した。カティア・ボーシャン(Katia Beauchamp)最高経営責任者(CEO)は、「2023年10〜12月期(第4四半期)のフレグランスカテゴリーは非常に好調だった。24年1〜3月期(第1四半期)も好調に推移している。ヴィクトリアはファッション、フレグランス、スキンケアの3つのカテゴリーをブランドの軸とすることを望んでおり、われわれも3カテゴリー全てで消費者と信頼関係を築く必要があると思っている」と述べた。同ブランドは近年、直営ECサイトを中心に顧客獲得に成功している。

またヴィクトリア創設者は、4年前からスキンケア事業で協業するドイツ発のドクターズスキンケアブランド「アウグスティヌス バーダー(AUGUSTINUS BADER)」と今年後半に新商品を発売することも明かした。

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