ビューティ
連載 エディターズレター:FROM OUR INDUSTRY 第69回

移住とクリエイションのお話

有料会員限定記事
※この記事は2023年11月08日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

先日、とあるビューティブランドの新製品発表会で、美容ジャーナリストの加藤智一さんにお会いしました。ご存知の方も多いでしょう。美容業界の第一線で活躍しつつも、沖縄に移住。今は月に2、3回東京を訪れ、リアルなイベントやミーティングを終えると沖縄に戻られるそうです。

第一線の美容ジャーナリストが、それで大丈夫なんでしょうか(笑)?なんて聞いてみたら、意外に大丈夫とのこと。確かにビューティ業界は今も、新製品発表会の半分弱がオンライン。オフラインオンリーのイベントは、追ってオンラインキャラバンを開いてもらったり、上京する際にお話を伺えば、ちゃんとカバーできるとおっしゃいます。

移住のメリットは、言うまでもないでしょう。加藤さんは、朝起きた時の太陽の眩しさを「最高です」とおっしゃいます。ゆえに、こんな記事が生まれるのでしょう(笑。若干の嫉妬)。時間の使い方、オンとオフの使い分けなど、移住は刺激に溢れ、新たなクリエイティブが生まれることも間違いありません。

私が移住で思い出すのは、トム・フォードです。テキサスやロンドンから、パートナーや子どもとともにロサンゼルスに移住したトムのクリエイションは、その時から明らかに開放的になりました。

この続きを読むには…
残り426⽂字, 画像1枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

独立系クリエイティブ集団が台頭、クリエイターの新潮流を見る

5月13日号は、クリエイターを取り巻く新潮流を特集します。昨年7月17日に発行した「U30 クリエイター」特集に続き、その最前線を追いました。

冒頭では独立系クリエイティブチームにフォーカス。「クリエイティブアソシエーション」「クリエイティブエージェンシー」など、独自のスタンスを掲げてクリエイティブの可能性に挑む集団です。彼らの狙いは、クライアントとクリエイターが対等な立場でものづくりに向き合え…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。