ファッション

「バリー」のデザイン・ディレクターに、「グッチ」に16年間勤めたベテランが就任

バリー(BALLY)」は、昨年10月に入社したシモーネ・ベロッティ(Simone Bellotti)をデザイン・ディレクターに任命した。今回の人事は、5月初めにわずか2シーズンでブランドを去ったルイージ・ビラセノール(Rhuigi Villasenor)=クリエイティブ・ディレクターの退任に伴うもの。ベロッティ新デザイン・ディレクターによるデビュー・コレクションは、9月の2024年春夏ミラノ・ファッション・ウイークで披露予定だ。

ベロッティ新デザイン・ディレクターは、「ジャンフランコ フェレ(GIANFRANCO FERRE)」や「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」でキャリアを積んだ後、「グッチ(GUCCI)」に16年間勤務。ウエアとアクセサリー両方の経験を持つ。そんな彼は、「バリー」の「類まれなレガシー」を称賛。「パイオニア精神と卓越性の飽くなき追求に根差した素晴らしい歴史と共に、ブランドが誇るユニークなスイスの伝統は、大きなインスピレーションをもたらしてくれる」と話す。

一方、ニコラ・ジロット(Nicolas Girotto)最高経営責任者は、ベロッティがすでに9カ月間、「バリー」のチームと働いてきたことに触れ、「今という文脈の中で、ブランドを象徴するコードを解釈し、若返らせることに取り組み続けていける」とコメント。「シモーネの情熱とブランドヘリテージへの深い理解、そしてファッション界での豊かな経験によって、私たちはクラフトにおけるブランドのレガシーを大切にするとともに時代を越えて愛されるタイムレスかつエレガントな製品を生み出し続けていくことができるだろう」と付け加えた。

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