ファッション

「ケーティーピーラボ」が廃棄エアバッグを再利用したバッグを発売

フジサキテキスタイルから生まれた雑貨ブランド「ケーティーピーラボ(KTP.LABO)」が、作動せずに新しいまま廃棄されていたエアバッグを再利用した"リサイクルエアバッグ"シリーズからサコッシュショルダーバッグ(5490円)、巾着バッグ(6490円)、トートバッグ(7590円)の3型を発売した。

サコッシュショルダーバッグは、Wポケットにすることで荷物を整理しやすく、付け外し可能なショルダー紐でバッグインバッグとしても使用できる。巾着バッグは、エアバッグの丸い形をそのまま生かしたデザインでマチがないため、さまざまな形の荷物が収容可能だ。トートバッグは、大容量かつ軽量で強度に優れているため、あらゆるシーンで活躍する。

エアバッグに用いられている生地には「66ナイロン」と呼ばれる、軽さ・高い耐熱性・耐油性や摩耗性のある特性を持つ原糸を使用しており、バッグ素材の転用に最適だ。そのまま加工することにより一つとして同じ柄やシワはなく、バッグそれぞれの個体差を楽しむことができる。

自動車市場では、国内で年間約400~450万台が廃棄処分される。フレーム、ハンドル、タイヤ、シートなどのパーツとは異なり、エアバッグは人命に関わる安全上の理由から再利用することが禁止されているため、全て廃棄していた。「ケーティーピーラボ」は、そのような役目を終えた廃棄エアバッグをファッションの知恵と技術で再び世の中に送り出すプロジェクトを行い、サステナブルファッションを提案している。

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