ファッション
連載 今週の特集お届け隊

“アンバサダー起用”急増のワケは?【今週の特集お届け隊】2023年5月22日号

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2023年5月22日号からの抜粋です)

益成:この3年くらいでブランドのアンバサダー起用が急激に増えて、最近では毎日のようにニュースが上がります。かつてはキャンペーンモデルやイメージモデルとして起用されていましたが、最近はアンバサダーの他に“フレンズ”が増えています。どのブランドが誰を起用しているのか一覧にしてみようと、ラグジュアリーのファッション、ウオッチ&ジュエリー、ビューティのカテゴリーごとにまとめ、特集しました。

湯澤:BTSのメンバーがよく起用されているのは知っていましたが、レーサーのルイス・ハミルトンなど、いろんな年代、国籍、フィールドの人が挙がってきて驚きました。起用するブランドの個性が表れますね。

益成:私はもうちょっとハリウッドスターが出てくると思っていましたが、中国・韓国勢が多かったですね。ブランドが中国・韓国市場、そしてより若い層にアピールしたいというのが分かりやすかったです。韓国人はBTSやBLACKPINKなどグローバルに活躍する人が多いのですが、中国人のアンバサダーはどちらかというと、ローカルで人気が高いという印象で、正直よく知らない人たちが多い。でも、中国人のアンバサダーの多さは、つまり中国の市場の大きさ。改めて市場としての中国の存在の大きさを実感しました。

湯澤:確かに、アメリカのハリウッド俳優で僕が知っていたのは、アニャ・テイラー・ジョイやアン・ハサウェイくらいでした。どうしてこれだけアンバサダーの起用が増えたのでしょう?

益成:キャンペーンでの起用はブランドの一方的なコミュニケーションになってしまいがちですが、アンバサダーは、その人の活動や内面も考えた起用になってきていると感じます。スポークスパーソンというか、その人に語ってもらうことでブランドの価値を表現しようという流れになってきています。今の消費者にアプローチするには動画も必須。そういう時流にも合わせているのでしょうね。

湯澤:なるほどです。日本人アンバサダーについてはどうですか?

益成:日本人では大谷翔平が最強ですね。日本での反響が大きいですが、コーセー「コスメデコルテ」を男性が買う現象を起こすなど、ジェンダーの壁も打ち破っています。特集では大谷翔平効果もまとめました!

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7月22日号の「WWDJAPAN」は百貨店特集。 個人の価値観が多様化し、コロナを経てオンライン消費がますます浸透しました。百貨店という業態の存在意義すら問われる中、それでも人が集まる店の条件とは何か。決め手は、品ぞろえでも立地でもなく、情熱と個性を持った“人”の存在。百貨店が元々持っていた強みに光を当てたり、その枠を超えて新分野を開拓したりと、編集力やアイデアを駆使して売り場を面白くしようとする…

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