ビューティ
連載 ファッション業界人も知るべき今週のビューティ展望 第95回

美髪ブームが続く中で正しい知識の定着が必須

有料会員限定記事

 ビューティ・インサイトは、「WWDJAPAN.com」のニュースを起点に識者が業界の展望を語る。今週は美髪ブームと、ヘアサロンにおけるCBDの可能性について。(この記事はWWDジャパン2022年11月28日号からの抜粋です)

【賢者が選んだ注目ニュース】
業務用超音波ヘアアイロン「ケアプロ」が家庭用モデルを発売
CBD配合ウェルネスヘアケアブランド「ヘンプリー ヘア」誕生

 20代半ばからファーストグレイ世代の女性を中心に美髪ブームが定着し、さらに加速しそうだ。その背景には、美しい艶髪がかなうサロンでの施術の選択肢が段階的に広まってきたことが挙げられる。第1次美髪ブームはシステムトリートメント(美容師が髪質に合わせて複数のトリートメントを選び重ねてつけていくトリートメント施術のこと)が、第2次は酸熱トリートメント(髪の毛の構造を変化させるトリートメントのことで、髪質改善トリートメントの一種。熱と薬剤の酸を利用することで髪質をコントロールする)が、第3次は酸性ストレート(髪にダメージの少ない酸性域の薬剤を用いた縮毛矯正)が盛り上げ、髪質改善メニューの選択肢は増えてきた。お客さまの髪質とライフスタイルに合わせて艶とまとまり、そしてサラサラ感が出せればどんな手段を取っても正解で、髪がきれいになるだけでなく、時短や悩みの改善にもつながると満足度も高い。

 また、酸熱ストレートは四国のメーカーがいち早く仕掛けており、ローカルから首都圏に逆輸入されて火がついたり、ユーチューブをはじめSNSでテクニックをエリアに関係なくボーダーレスに拾える時代になり、全国的に美意識が高まっている。

この続きを読むには…
残り1393⽂字, 画像0枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2024-25年秋冬のトレンド総まとめ 鍵は「退屈じゃない日常着」

4月15日発売の「WWDJAPAN」は、毎シーズン恒例のトレンドブックです。パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、そして東京の5都市で発表された100以上のブランドから、アイテムや素材、色、パターン、ディテール、バッグ&シューズのトレンドを分析しました。豊富なルック写真と共にお届けします。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。