
「WWDJAPAN 2022上半期ベストコスメ」を発表!「WWDJAPAN」は、 百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストア、ECで2022年上半期(1~4月)に売れた製品を調査。この期間に発売された新製品(NEW PRODUCT)のベスト3と、新製品だけでなく既存品を含めた総合(HERO PRODUCT)のベスト3を紹介する。
百貨店・セミセルフショップの総合は、前期2位だった「ダヴィネス(DAVINES)」の“オーセンティック オイル”が首位に浮上。「全身使用可能なマルチユースアイテム」であることもポイントが高く、バイヤーからは「トレンドのウェットスタイルを作る際の必需品」「ヘアサロンの美容師やインスタグラマーにも人気」「ギフト需要も多数」などのコメントが寄せられた。2位の「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」のマスカラブラシタイプのスタイリング剤“スリーキング スティック”には「スリムなパッケージで、持ち運びやすく、口コミで人気」、3位の「アヴェダ(AVEDA)」の“ライトエレメンツ スムージング フルイド”は「ロングセラー製品で幅広いお客様から支持されている」などが聞かれた。新製品首位は、「ゲラン(GUERLAN)」の長年にわたるミツバチの研究と開発技術から誕生した“アベイユ ロイヤル スカルプ&ヘア オイル イン セロム”に。2位は「アヴェダ」の“ボタニカル リペア オーバーナイト セラム”、「ロクシタン(L’OCCITANE)」の“ファイブハーブス バランシングシールドミスト”、「シャネル(CHANEL)」の“チャンス オー タンドゥル ヘア オイル”の3製品が同率で並ぶ混戦となった。
バラエティー・ドラッグストアの総合は、同率首位に4製品が並ぶ大混戦。うち2製品は「ザ・プロダクト(PRODUCT)」の“ヘアワックス”で、ミッキーマウスパッケージと通常パッケージの両方が入る人気ぶり。「数あるマルチバームの中で揺るぎない人気を誇っている」とバイヤーからの信頼も厚い。前期、新製品首位だった「フィーノ(FINO)」の“プレミアムタッチ 浸透美容液ヘアオイル”は「発売から半年間首位を独走」との声も。マスカラブラシタイプのスタイリング剤「プリュスオー(PLUS EAU)」の“ポイントリペア”もランクインした。そして、新製品首位も同タイプの「アンドハニー メルティ(&HONEY MELTY)」“マトメイクスティックスーパーホールド”。2位・3位は動画クリエイター集団「エスポワールトライブ」プロデュースのヘアケアブランド「エグジー(EXGEE)」のワックス。同率3位は「オーシャントリコ(OCEAN TRICO)」の“バリカタスプレー”という結果に。バイヤーからは「今後外出の機会が増え、ナチュラルなスタイリングからびしっと決めるスタイリングが復活の兆し」と期待の声も聞かれた。
EC総合1位は、バラエティー・ドラッグストア部門と同じく「ザ・プロダクト」の“ヘアワックス”。2位も同部門首位の「プリュスオー」の“ポイントリペア”。同率2位は「スリー(THREE)」の“スキャルプ&ヘア リファイニング トリートメント オイル R”に。新製品は「ダイアン(DIANE)」のマスカラブラシタイプのスタイリング剤“パーフェクトビューティー マエガミ スティック”の“ナチュラル”が1位、同じく“ハード”が2位となり、このカテゴリー商品の人気の高さを示す結果となった。
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1位
オーセンティック オイル
「ダヴィネス」
前期2位から首位に浮上した、ヘア・フェイス・ボディと使える汎用性の高いオイル。抗酸化力と保護力を兼ね備えたオーガニック由来のベニバナ油をたっぷりと配合し、保湿効果と栄養価に優れた同じくオーガニック由来のホホバオイル、ひまわり油、セサミオイルをブレンドしている。アロマブレンドのやさしい香りで、朝の目覚めはすっきり、夜の睡眠を安らかに導く。(140mL、4730円)
2位
スリーキング スティック
「ジョンマスターオーガニック」
スタイリングしながら、ヘアケアもできるマスカラブラシタイプのスタイリング剤。前髪やおくれ毛について束間を出したり、抜け感のあるニュアンスを演出したり、トップの短い浮き毛やまとめ髪のえり足を整えたりなど、様々な用途に使用できる。オーガニック由来のホホバ種子油、アルガンオイル、オリーブ果実油の保湿オイルを含有し、それらがキューティクルに浸透することで、ヘアケアしながらスタイリングできる。(15g、2310円)
3位
ライトエレメンツ スムージング フルイド
「アヴェダ」
全ての髪質に使用でき、サラサラ感とツヤを与える洗い流さないトリートメント・ヘアスタイリング剤。ホホバオイル、ラベンダーオイルが保湿して髪のコンディションを整え、ビタミンEがフリーラジカルから髪をガード、米ぬかオイルが紫外線から髪を守る。使いやすさと確かな使用感からリピート率も高く、美容の世界のプロフェッショナルから美意識の高いセレブリティにまで幅広く愛されるロングセラー。(100mL、3740円)
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1位
アベイユ ロイヤル スカルプ&ヘア オイル イン セロム
「ゲラン」
ウェッサン島の黒ミツバチが生む高純度のハチミツを核に、ゲラン独自のハニーブレンドで、頭皮環境を健やかに整え、根本から活力感あふれるツヤ髪へ導くスカルプ&ヘア用セラム。頭皮に根ざすパワーを引き出し、髪にハリ・コシに満ちた質感を与える。同社は10年以上にわたりミツバチの研究を進めると同時に、その保護に努め、ゲラン ミツバチ保護プログラムのもと、様々な提携や取り組みを行なっている。(50mL、1万8810円)
2位
ボタニカル リペア オーバーナイト セラム
「アヴェダ」
「アヴェダ」史上最高峰のダメージケアシリーズである“ボタニカル リペア”から登場した、就寝中に髪を集中補修するシリコンフリーの専用美容液。素早くなじむ軽い質感のセラムが髪にヴェールをつくり、髪をダメージや摩擦などからガード。日差し、乾燥、外 的ストレスなど、さまざまな要因で日中失われた、健康な髪に必要不可欠なうるおいを補う。(100mL、6160円)
2位
ファイブハーブス バランシングシールドミスト
「ロクシタン」
植物由来成分の天然保護ヴェールが、様々なトラブルの要因となる花粉やPM2.5などの大気汚染物質から髪と頭皮をコーティングして守るヘアミスト。さらに“バランシングシリーズ”独自の5つのハーブと頭皮の常在菌バランスを整えるナチュラルシュガープロテクトが、健やかな頭皮としなやかなツヤ髪へ導く。ラベンダーなどリラックスできるハーブの香りが心まで癒す。(100mL、4290円)
2位
チャンス オー タンドゥル ヘア オイル
「シャネル」
2010年に発表された、優しさとソフトな刺激を合わせ持ったフローラル フルーティの香り“チャンス オー タンドゥル”。その香りをまとう喜びとヘアケアを同時に叶えるアイテムとして1月に登場したヘアオイル。ホホバオイルとサンフラワーシードオイル配合で、髪を保湿しながらしなやかに整え、軽やかかつ艶やかな仕上がりに。乾燥が気になる時やスタイリングの際にも使用できる。(35mL、7150円)


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1位
ヘアワックス ディズニー<ミッキーマウス>
「ザ・プロダクト」
前期は新製品として3位だった同製品が、商品の確かな機能性とキャラクター人気の相乗効果で今期は総合1位に躍進した。ヘアはもちろんのこと、肌、リップ、ネイルなど全身の保湿ケアに使えるマルチバームで、束感や濡れ髪スタイリングを簡単に実現できる。同じく限定パッケージで、ミニーマウス ラベルの“ヘアワックス ダマスクローズ”も販売している。(42g、2178円)
1位
ヘアワックス
「ザ・プロダクト」
通常パッケージの“ヘアワックス”も、前期に続いて同率首位にランクインした。ヘアスタイリングのほか、リップやハンドなど、これひとつで全身の保湿ケアができる汎用性の高さに支持が集まる。USDAオーガニック認証のシアバターやアロエベラをはじめ、ビーズワックスや自然由来のビタミンEなど、厳選された原料のシンプルな処方で作られ、それぞれが効果を発揮する。(42g、2178円)
1位
プレミアムタッチ 浸透美容液ヘアオイル
「フィーノ」
前期、新製品首位だった同製品が、今季は総合首位に。21年9月の発売と同時に好調な売上げを記録し、発売初月に自社のシェア計画比200%を達成した(ファイントゥデイ資生堂調べ)。ジメチコノールとポリシリコーン-13(補修)から成る濃密Wオイル配合で、髪のダメージを集中補修する効果と、キューティクル表面のめくれを補修&コーティングする効果で、つるつるサラサラの髪をキープ。美容成分がスーッと浸透し、ベタつかずに仕上がる。(70mL、1298円)※編集部調べ
1位
ポイントリペア
「プリュスオー」
乱れた髪をひと塗りしただけで整える、ジェル状マスカラブラシタイプのスタイリング剤。浮き上がった髪を周りの長い髪になじませて整えると同時に、毛先まで保湿ケアできる。整えたスタイルを長時間キープできるうえ、お湯で簡単に洗い落とせる手軽さも人気の理由。携帯に便利なコンバクトサイズでありながら、通常のマスカラよりも大型のブラシを採用しているので、手を汚さずひと塗りで広範囲をカバーできる。(10mL、1210円)
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1位
マトメイクスティックスーパーホールド
「アンドハニー メルティ」
4月1日に発売された、ジェル状マスカラブラシタイプのスタイリング剤。頭頂の跳ね出た短い毛や前髪を、手を汚さず簡単に整えるほか、うねりケア成分を配合することで、気になるうねり髪もケアすることができる。従来の「アンドハニー」シリーズ製品同様、ハチミツを配合した独自の処方で、うるおいを保ちながら、思い通りのヘアスタイルを実現。フレグランスは華やかなシャワーローズハニーの香りを採用した。(9g、1078円)
2位 EXGEE ハードワックス
「エグジー」
10代後半から20代の男性を中心に人気を集める動画クリエイター集団「エスポワールトライブ」プロデュースのヘアケアブランド「エグジー」。4月15日に発売されたばかりだが、全3製品展開のうちワックス2製品が早々にランクインした。2位のハードワックスは、セット力とキープ力がありながら、使いやすさを重視。品質監修は全国から若者が集まる人気のサロン「AKROS」が行なっている。(80g、1650円)
2位 EXGEE ソフトワックス
「エグジー」
2位の“ハードワックス”に続いて、3位にはナチュラルなツヤ感と束感をつくる“ソフトワックス”が入った。「エグジー」は、プロデュースする「エスポワールトライブ」のメンバーが動画クリエーターとして人気グループへと駆け上がっていくように、ライフステージが変わっていく男性の背中を押すブランドを目指す。商品は、自分らしさと清潔感のあるスタイルを提案するために、若者が集まる人気サロン「AKROS」と共同開発した。 (80g、1650円)
3位
バリカタスプレー
「オーシャントリコ」
原宿発のサロン、オーシャントーキョーがプロデュースする「オーシャントリコ」が4月9日に発売した、硬さを追求したヘアスプレー。ツヤを抑えた処方と霧の粗さを抑えた噴射で、しっかり硬さを出す。数ある樹脂の中から硬いと謳われる樹脂を選び抜き、少量噴射でもしっかりとした硬さを実現。湿気によるスタイル崩れを防ぎ、セットしたスタイルを長時間キープする。(140g、1650円)


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1位
ヘアワックス
「ザ・プロダクト」
バラエティー・ドラッグストア部門総合首位の“ヘアワックス”が、EC部門総合でも堂々の首位に。ヘアスタイリングだけでなく、肌やリップ、ネイルなど全身をケアできるマルチオーガニックバーム。全身を保湿するシアバター、髪のうるおいと輝きをもたらすミツロウ、自然由来のビタミンEであるとこフェーロール、リラックス効果をもたらすタンジェリン精油など、世界中から厳選した原料で作られている。(42g、2178円)
2位
ポイントリペア
「プリュスオー」
こちらもバラエティー・ドラッグストア部門総合首位と同製品がランクイン。「アホ毛1本も残さない!ひと塗りで整う」とのキャッチコピーで注目される、マスカラブラシタイプのスタイリング剤。前髪の乱れやまとめた髪のおくれ毛もひと塗りで整えることができ、その状態を一日中キープできる。トレハロースを配合しているため、保湿効果もありながら、ベタつかず、ワックスのように固まらない使用感も人気の理由だ。(10mL、1210円)
2位
スキャルプ&ヘア リファイニング トリートメント オイル R
「スリー」
アウトバス専用のトリートメントヘアオイル。美容成分をリッチに含んだ植物油のブレンドオイルで、さらりとした感触。キューティクルをなめらかに整えて、みずみずしいツヤとまとまりやすい髪に仕上げる。「スリー」のスキャルプ&ヘアケア全製品共通で、シリコンフリー 、パラベンフリー、合成香料フリー、鉱物油フリーで、天然由来成分94%以上の安心設計となっている。(20mL、3300円)
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1位
パーフェクトビューティー マエガミ スティック ナチュラル
「ダイアン」
3月1日に発売された、ジェル状のマスカラブラシタイプのスタイリング剤。スタイリングの仕上げにひと塗りすることで前髪や頭頂の跳ね出た短い毛を整え、長時間スタイルをキープする。用途に合わせた“ナチュラル”と“ハード”の2種類の展開で、1位の“ナチュラル”は、ふわっとナチュラルな仕上がりに整え、外出時の手直しにも便利なタイプ。フレグランスはダイアンシリーズで人気のフローラル&ベリーの香りなっている。(10mL、1320円)
2位
パーフェクトビューティー マエガミ スティック ハード
「ダイアン」
1位と同じ製品の“ハード”が2位に。こちらははしっかりとポインセットできるタイプで、まとめ髪やおくれ毛を整え、湿気で広がった髪にはブラシを横にして表面をなでるようにして使用する。“ナチュラル”共にオーガニックアルガンオイル配合のジェルでツヤ感をアップしたり、保湿成分のビューティーケラチン配合でダメージ補修したりなど、ヘアケアの機能も備える。(10mL、1320円)
忖度なしで売れた製品を称えましょう!
「WWDJAPAN 2022上半期ベストコスメ」 クレンジング・洗顔部門1位は「エスト」「デュオ」「スリー」など
「WWDJAPAN 2022上半期ベストコスメ」 化粧水部門1位は「イプサ」「Nオーガニック」「コスメデコルテ」など
「WWDJAPAN 2022上半期ベストコスメ」 美容液部門1位は「ハク」「シャネル」「トーン」など
「WWDJAPAN 2022上半期ベストコスメ」 乳液・クリーム部門1位は「アルビオン」「VTコスメティックス」「カネボウ」など
「WWDJAPAN 2022上半期ベストコスメ」 ベースメイク部門1位は「エレガンス」「ラ ロッシュ ポゼ」「コスメデコルテ」など
「WWDJAPAN 2022上半期ベストコスメ」 アイメイク部門1位は「スック」「ハニーロア」「エトヴォス」など
「WWDJAPAN 2022上半期ベストコスメ」 リップメイク部門1位は「シャネル」「ディオール」「ケイト」など
「WWDJAPAN 2022上半期ベストコスメ」 ボディーケア部門1位は「シャネル」「シロ」「ヴァセリン」など
「WWDJAPAN 2022上半期ベストコスメ」 メンズコスメ部門1位は「シセイドウ メン」や「ギャツビー」「スリー」など
「WWDJAPAN 2022上半期ベストコスメ」 美容機器&ツール部門1位は「ジョンマスターオーガニック」「リファ」「ウカ」など
「WWDJAPAN 2022上半期ベストコスメ」 フレグランス部門1位は「ジョー マローン ロンドン」や「フィアンセ」
「WWDJAPAN 2022上半期ベストコスメ」 シャンプー・コンディショナー部門1位は「ジョンマスターオーガニック」や「ハル」「ヴェレダ」
TEXT:YOSHIE KAWAHARA