ファッション

三重の「市木木綿」、職人の伝統を残すクラファンを実施

 三重県御浜町の市木地区で、明治時代から続く「市木木綿(いちぎもめん)」の唯一の織元である向井浩高氏が代表を務める「市木木綿を未来へ紡ぐ会」が、「レディーフォー(READYFOR)」でクラウドファンディングを6月1日に開始した。当初の目標金額である120万円は既にクリアし、ネクストゴールとして250万円を目指す。支援募集は7月20日23:00まで。

 同プロジェクトは、「市木木綿」を発祥の地である御浜町市木地区に残し、未来へ繋いでいきたいという想いからスタート。支援金は先代から続く織工場を移転のための費用と移転先の改装費用として使用する予定。また、経済的な支援だけでなく、地元の人などをはじめ、多くの人にこのプロジェクトを通して「市木木綿」を知ってもらうきっかけにもしたいという。

 市木木綿は独特の柔らかい風合いが特徴で、その秘密は引っ張ると簡単に切れてしまう最高級の「単糸」と、約100年前の力織機にある。織り上がるとふわっと柔らかい、手織りのような独特の風合いに仕上がりで、パリコレデザイナーが生地の買い付けにきたこともある。縦縞のデザインが特徴的で、大正レトロ・昭和レトロを思わせる柄をはじめ、無地やボーダー柄などモダンなデザインも展開する。

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